【読書会感想】距離感に思うこと
先日、にしじまさんの読書会に参加しました!この回のテーマは「よい距離感とは」。
距離感で真っ先に思いついたのは、宇多田ヒカル「DISTANCE」で、私の大好き曲です。
こんなふうに思える人と一緒に居たいものですね。
テーマから思いついた″本”の紹介ではなく、この曲の好き話をしようか、イヤしたい、と思ったのですが、数日前に読んだ泥ノ田犬彦『君と宇宙を歩くために』の嵐に見舞われていたので、こちらの紹介をしました。
どのページもいっぱい語れるけれど、2巻の終わりが秀逸と私は思う。ぜひ読んでいただきたい!にしじまさんは、予想通り既読でいらっしゃいました。
参加の方々から、旅、本屋、対話、演劇、地域、歴史物語などの切り口で、様々な間や人と人の心地よい距離についての話を聞くことが出来ました。私の好きな荻窪の「本で旅するVia」を知っていらっしゃる方がいたのも私のテンションが上がったところ。
私はどうかな、と思いながら他の方の話を聞いていると、質問に対して、どのような前提を用意するかがみんな違うなぁと思いました。前提が同じなら、だいたい同じ応答をするし、だからこそコミュニケーションが成り立つのだけど、参加の方それぞれが、質問の余白をどう構築するかが、この日は面白かったです。テーマからみなさんがどんな本を紹介するか、というのが抑々そういうことなのだが、この日はもっと狭い質問が各位に投げかけられたので、なおそう思ったわけです。
旅や本屋の話をもう少ししたいな、と思ったのと、虚構と史実の間を念頭に置いて、歴史小説をテーマにする回も面白そうだと思いました。
沢木耕太郎「旅する力ー深夜特急ノートー」を紹介された方がいらして、読んだことがなかったので、これを機会に読もうと思いました。書かれてるのは、三,四十年前の空気感なんでしょうか。
「生きていてよかった 生きていてよかった」とフラワーカンパニーズの深夜高速が頭の中で鳴り出しましたが、おぉ、、、二十年前なんですね。そんなに経ちましたか。
次回も楽しみです。