【読書会感想】全体と個 揺らぎ
月一回、オンラインの読書会に参加している。毎回とても温かで面白くて、今後とも継続的に参加出来ると嬉しい。
テーマに合った本
その読書会はここのところ、テーマに合った本を各々選び、何故その本を選んだか、テーマについてどんなことを考えたかを、みんなで話すスタイルをとっている。
参加する前の準備では、テーマについて思い巡らし、私の問題意識とテーマが重なるところの本や話題を用意する。テーマの懐が深いからだと思うのだけれど、あまりテーマど直球!の本が選べない。毎回、私なりの必然で選んでいて、その時の自分の気持ちを正直に言えることが、この読書会でいちばん嬉しいことだ。私にとって、自分に正直で居られることは、とても大事なことである。
読書会の後
読書会で紹介された本が理由で、会が終わった後、質問に答えて結果が表示されるネット上の性格分析をしてみた。この手のものは、やったことが無いとは言わないが、十数年ぶりにやってみたところ、
との結果であった。感情の起伏が激しいと指摘されたことは記憶になかったのでちょっと驚いた。この結果を踏まえると、私が自分に正直でいたいと思うのは、内面の感情をしなやかに御して発出したいからなのだと思う。おそらく誰しもみんなきっとそう。
もうひとつ、読書会で「全体」と「個」のことを話された方がいて、会が終わった後になってやっと意味がわかった。いつも、〇〇で人生が決まるとして「で、それがどうだというの?」という疑問からあまり先に進めなかったが、全体としての傾向と個別の生の話をごっちゃにしていたからよくわからなかったのだ。
海をあげる
年末から鬱々としていることの中に、沖縄の海のことがある。代執行。
年末年始は、積読は全然減らず、読んで知ってる本だけ読んだ。上間陽子『海をあげる』、横道誠『みんな水の中』、米原万里『オリガ・モリゾウナの反語法』など。
青い海に土砂が投入されて、私の周りの水も濁ってくるがどうしたらいいかわからない。
個別の生が全体へもたらす揺らぎを考える。みんな水の中にいる。