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内在するパワー


よく精神世界や自己啓発などの分野で

「答えは外側にはない、内にある」

とか

「隠されている真理など、どこにもない」

などといわれますが、それを実際に体験したり、感覚的に腑に落ちないと、人ってなかなか納得できないし、変わるのも難しいよなぁと感じます。
初めて聞く人にとっては、耳障りのいい言葉が上滑りしているような(…私だけかな)。

他人にそれを口酸っぱく伝えたとしても、日常生活でいざ自分のこととなると、すっかりその意識が抜け落ちていたり(…やっぱ私だけか)。

キネシオロジーを学ぶにあたって、いろんな本を読んだり、講座で学んだりしてきましたが、原点に戻って再びこの本を開いてみました。

以前、話題になったときに初版を読んだことはあったけど、当時は身近にキネシオロジーをやる人がいなくて、そうなんだぁ~という感想を抱いたのみでした。今回、改訂版になってからのものを初めて読んでみました。Kindle Unlimited会員だと無料なのでおすすめです。

著者の20年以上に渡る研究をまとめた博士論文が元になっているのですが、たとえば「悟り」「愛」「信頼」「勇気」「憎しみ」「恐怖」「恥」など、人の意識や感情をエネルギーレベルで測定した意識レベルのマップがあったり、キネシオロジーの応用についてや今後の可能性について言及されているところがとても興味深いです。


ほかにもこの本のタイトルとなっている「パワー」と「フォース」についてもとても分かりやすく言及されています。

パワーは私たちを高揚させ、威厳を与え気高くしてくれるものです。
フォースは常に正当化されなければなりませんが、パワーは正当化される必要はまったくありません。フォースは部分的なものに関係しますが、パワーは全体に関係しています。

とか

パワーは、生命力とエネルギーを与えてくれます。そして、フォースはこれらを奪い去ります。
パワーは「慈愛」とつながっていて、自分自身がポジティブな意識になっていることに気づかせてくれます。フォースは判断や批判とつながっていて、自分自身がみじめに感じられるだけです。

などなど、パワーが意味するもの、フォースが意味するものを多面的に表現してくれています。

フォースの本質を分析すれば、それがなぜいつもパワーに負けるのかという理由は明確です。(中略)つまり、フォースは対立するフォースを自動的に作ってしまうのです。したがって自ら制限を作り出します。

そして、勝ち負けや攻守などの二極化に至る、とあります。

1人の時も同様。ある人が、いつも外に答えを求めているとして。
もし、いったん答えを手に入れたと(思い込んでいたと)しても、さらに「もっと、もっと」となるわけですね。
それがさらに強力になっていき、無限ループとなってしまう。


一方、パワーは本質的に命の大切さとつながっていて、根源には「あるがまま」に存在することといえる、とあります。

また、本当の「パワー」は意識そのものから生じること、それによって人生を生きる根源的な意欲や意味につながる、とあります。


ああ、なんだか本当に書きたかったこととズレてしまったかもしれない…

計測できない、実態がないとされてきた意識や感情のエネルギーをわかりやすく解説してくれていること、そして何よりも

パワーは人を強くし、フォースは弱くします。
本当に必要なのはこれをただ認識することであると伝えるのが、本書の目的です。

このシンプルな結論。

自分で気づいてなかったとしても、パワーは誰にでも内在するということ。


そして、内なるパワーを増加させる方法についても書かれています。

この本には気づきが多いので、また折に触れて書いてみようと思います。



…あなたの内在するパワーを見つけてみませんか?

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