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【フジコ・ヘミング ピアノソロコンサート鑑賞】映画をきっかけに

直感と行動で人生をクリエイト、していきたいrieです

「フジコ・ヘミング ピアノソロコンサート」に行って参りました。60代後半でデビューし、80代の今でも世界中で演奏活動を続けるピアニストです。フジコさんのコンサート鑑賞は昨年の11月に続き2回目

圧倒的な存在感の中にあるどこか少女のような瑞々しさ、芸術品のような衣装、照れを隠してはにかむチャーミングな笑顔

言葉では言い尽くせない魅力に惹きつけられます。演奏を聴くこと自体がまるで生きとし生けるものへの祈りに通ずるよう。私にとってはカタルシスに近く、不思議と身も心も軽くなります。スッキリする

コンサート鑑賞が趣味、というより、彼女のコンサートに通うきっかけとなったのはこの映画

「フジコ・ヘミングの時間」(2018年公開)監督:小松莊一良

ワールドツアーやプライベートに密着した初のドキュメンタリー映画です

想像を超えた数々の困難、世界中にあるこだわりの家、動物愛護活動に力を注ぐ姿、少女時代に描いたとは思えない素晴らしい絵日記…そして、ラストの「ラ・カンパネラ」を実際にコンサートで演奏するシーン。鳥肌です。スクリーンを通してこれほどの感動を与えられるのなら、生の演奏はどれほどのものか

コンサートで演奏を聴いていると映画で観たあらゆるシーンがよみがえります。世界を旅して、時空をも超えていける。技術だけではなく、その生きざまが旋律に宿って人の心を揺さぶる。まさに魂のピアニスト

どうにもならないときには力を抜いて受け入れてみよう。それは決して負けることではないと思うのです。その先にしか見えない世界が必ずある。そう信じて

映画をご覧になって感動した方、是非コンサートにも足を運んでみてください

ちなみに第22回上海国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定したそうです。スクリーンでまた観たい


憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^