見出し画像

クロアチア旅行記(2019.5.23~30)③/ドブロブニクで空中散歩


女海外一人旅。12年勤務した会社を退職し有給消化中に訪れた国、クロアチア。出会った風景、食事、おみやげ…忘れないうちにまとめます。

ドブロブニク(5/25~26)

ザグレブ空港から飛行機で1時間弱で到着したドブロブニク。といっても深夜で、ホテルにチェックインはA.M.12時半頃。

ドブロブニクではヒルトンインペリアルに宿泊。プリトヴィッツェ湖群国立公園を4時間ひたすら歩いた上に、長距離移動が重なり疲労はピークに。2時頃就寝。

スルジ山

ロープウェイ休業情報はあらかじめ入手していたので、ホテルでタクシーを手配してもらい山頂に向かいました。とさらっと書いていますが、海外で一人タクシーに乗るのは初めての経験です。フロントでおおよその料金やユーロが使えることを確認。ドブロブニクは観光地なので、ぼったくられないよう構えてしまいます。ほどなくやってきたドライバーさんはデニムにサングラス。日本のタクシーとは違いますね。

車中「ここの伝統的な朝食は?」と質問。ある料理家さんが朝食にはお国柄、土地柄が出ると言っていてなるほどなと思った次第です。ドブロブニクはアドリア海に突き出した城塞都市で名物はシーフード。朝食にはザグレブでは見かけなかったエスカベッシュなどの魚ものがありました。で聞いてみたかった。

「んー、パンにチーズとかハムとか。甘いものは食べないよ。でも僕は食べない。コーヒーとタバコがhabitだから」

ふふっ。なるほど、人にもよるよね。

山道を登り、だんだんと道が細くなっていきます。ここはドライバーさんの腕の見せ所。約20分ほどで到着。まず目に飛び込んでくるのはナポレオンが贈ったという十字架。現在のものは独立戦争後に立て直されたもの。

山頂からはアドリア海と旧市街を一望できます。「魔女の宅急便」のモデルになったと噂されるドブロブニクは町そのものが世界遺産。残念ながら快晴ではなかったのですが、シーズンオフということもあり人がほとんどいない。「すごくラッキーだよ。この景色はすべて君のもの」とドライバーさんもお上手です。写真もバシャバシャ撮ってくれました。日本では見られない風景を目に焼き付けて。

ああ、海の向こうはイタリアか。気持ちだけはどんどん海の向こうへ渡っていく。

山頂をぐるっと回って一旦ホテルへ。その途中にも撮影スポットに立ち寄ってくれたり、本当に親切なドライバーさんでした。料金は最初に確認した通り50ユーロ。一人でタクシー乗れました。

旧市街

まずは町を囲む城壁の上を歩いて1周。全長1,940m、高さは最高で25m。"アドリア海の真珠"とも呼ばれる美しい街並みを空中散歩。狭い入場口から空中に向かいます。

城壁の中でも最も高い位置にある「ミンチェッタ要塞」。急で狭い階段をのぼれば絶景が。高所恐怖症の人は空中散歩は厳しいかも。

空中散歩を堪能した後は地に足付けて町歩き。ここも本当に小さな町。丸1日あれば徒歩で主要スポットを網羅できます。路地裏も味がある。

ロヴリイェナツ要塞

旧市街の城壁外ですがおすすめです。37mの崖の上にあります。どんより雲が異様な存在感を醸し出しています。

この日もぐるぐる歩き回りました。一人旅だと食事の調整も思いのまま。朝食はビュッフェでお腹が膨れるので昼食は食べず、16時頃早めの夕食を食べます。この日は1日目のガイドさんに教えてもらった「Dondo Maroje」へ。ここは日本語メニューがあって、店員さんも気さくで親切。シーフードの盛り合わせと野菜のローストのセットとビールを頂きました。炭火焼きのイカが新鮮で美味しかった。アドリア海の恵に感謝。234クーナ(約4,000円)。

高低差が激しい一日でした。地に足付けて堅実にいくことも大事だけど、たまには浮足立って高いところから遠くを見渡すと、見えなかったものが見えてくるかもしれません。

憧れの街への引っ越し資金とさせていただきます^^