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6月の構造化特集「地域医療」への思い

この投稿はリディラバジャーナル会員限定のFBグループ「リディラバジャーナル企画室」からの転載です。

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みなさん、こんにちは!

担当した構造化特集「地域医療 超高齢化社会に必要な『撤退戦』」が本日より公開となりました!

今日は特集内には書いていない、特集に込めた思いをご紹介させてください。

「地域医療」を特集したいと思ったきっかけは、ある自治体職員からの悲痛な声でした。

「地域にある公立病院の存続が厳しい。でも病院は市民のインフラで、なんとか維持したい。財政に限りがあるので、病院を残した結果、地域内のその他インフラ整備は後回しになっている」

僕自身、ニュース等で医療費の増加、医師の多忙化など医療の問題に触れてきたつもりでしたが、先の自治体職員の声を聞いて「私たちが当たり前のように利用している医療は、この先も本当に当たり前であり続けるのか」と思い、特集をスタートしました。

取材を通して、
・過労死ライン超えの残業が常態化している医師たちの働き方
・全国ほぼすべての公立病院が赤字となっている病院経営
・なかなか思った通りに進まない医療政策

など、様々な課題が浮かび上がり、いまある医療は決して当たり前ではないんだ、と衝撃の連続でした。

日本の医療は、国際的に高い水準にあると評価されています。

国民誰もが医療にかかれる仕組みを整備した政策の力、その実現を担ってきた現場の努力があってこそ実現できたものだと思います。

一方で、政策が整備された時代から、社会は人口減・高齢化と大きな変化を迎え、同じ制度を同じ国民負担で維持するのは現実的に難しくなっています。

特集は、医療現場の実態を最も象徴していると感じた医師のコメントから始めることにしました。

「社会に貢献したい、医療の現場を支えたい、患者さんの役に立ちたい…。
地域の医療は、そんな医師たちの『自己犠牲』によって、なんとか維持されている側面が間違いなくあります」

私たちは、医療の利用者であると同時に、保険料や窓口負担を支払う「担い手」でもあります。

いつでもどこでも、病院にかかれる。日本の「当たり前」を維持するために、医療現場に負担を強い続けてもいいのか、これからの医療のあり方をみなさんも一緒に考えてもらえたら幸いです。

↓記事はこちらよりご覧ください↓
https://journal.ridilover.jp/topics/826fbfb12e01 

リディラバジャーナル編集部 鈴木


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