ねこ記録 肛門腺が破裂する 22.05.29

病院には27日に行きましたが、最近は二週間に一度程度しか行けていません。わざわざそうしてるわけでなく色々と都合が合わなかったりしてそうなってしまっているのです。
んで二週間ぶりに行って来たら体重が4.6キロになっていました。
0.1キログラム減っているので心配は心配なんですが、食欲はあるし嘔吐もほぼないし(起き抜けに食べ過ぎて吐いたのは一回だけあった)便も快調なので調子が悪いわけではないと思うのです。

ただ今回は体重減少の原因に心当たりがありました。
オス猫は肛門周辺に肛門腺というものがあって、そこから分泌される膿がうまく排出されずたまってしまうと破裂して大変な事になることがあります。
過去、うちのねこが病院に行くのは予防接種の年一回だけだったのですが、後年になるにつれ病院に行くたびに肛門腺が破裂していました。
それでまた病院に行く羽目になるのですが、これはストレスでなることも多いらしいので、原因は病院へ行くストレスだと推測できました。
そして今回、久々にそれになってしまったようでした。
においと肛門を直接確認する事で判明しましたが、トイレの時に辛そうにする、何でもないときに何かを訴えて鳴く、などの行動も見られます。
おそらくこの痛みでやや食欲も落ちていたのだろうと。

肛門腺は獣医さんで定期的に絞ってもらうのがいいのですが、いまのうちのねこの状態でおとなしく絞らせてもらえるとは思えないし、処置もできるとは思えないので家で処置します。
肛門腺が破裂すると、とりあえず消毒と塗り薬、舐めないようにカラーをして様子を見るしかありません。
カラーをするのは消毒液と塗り薬を口にしないためというのもありますが、猫の舌はザラザラしてるため傷口を舐めてしまうと治らないどころか悪化してしまうからです。

そしてあのカラーというのは、病院でもらうやつは家で使うのは問題外です。固いし大きいしそのままではトイレに入るのもつっかかるしご飯も食べられないし、歩くのもままなりません。
売ってるやつもなんかもう一つだし、なんとかならないかと色々調べて自作を試しました。
ひとまずクリアファイルを円形に切って、ラッパ状態に丸めて、猫の首に合わせてカットしてガムテープで止めたものに落ち着きましたが、それまでは即席めんの「どん兵衛」のカップが良いと聞いて試したこともあります。
どん兵衛はねこの頭の大きさにフィットして、動きやすく視界もそれほど遮らず、たしかに優れモノでしたが、首の穴が広がりすぎて、突破して普通におしりを舐め始めたのでそこでアウトでした。とはいえ、どん兵衛カラーはうまく使えばよさそうで、何より見た目がすごく面白いです。
我が飼いねこながら、見るたび吹き出してしまいました。ごめんねこ。

しかしクリアファイルカラーは手作りの脆弱さが表れてすぐ壊れてしまうので、結局は、市販のもので首周りは布で、視界部分はクリアファイルのような素材、マジックテープで大きさを調整できるものを購入しました。これはねこのストレスにもなりにくいようでしたので、今も愛用してます。

で、今回肛門腺が破裂したのでねこはカラーしてるんじゃないのか、と思われたと思うんですが、現在のうちのねこにはカラーは必要ないのです。
なぜなら、肛門腺破裂を結構な頻度経験して、そのたびにカラーをされてストレスを貯めたねこは、「これはなめたらあかんやつや、我慢しよ」と思ったかどうか、傷口を舐めることがほぼなくなったのです。
傷口を舐めさえしなければカラーは必要ありません。さらにねこは、私がおしりを消毒してオリーブオイルで拭いてやるのをおとなしく待っています。さすが18歳、いろいろものがわかってるなあと感心してしまいます。
人間でもなおりかけの傷をかきむしったりしてしまうのに、大したものです。

そんなわけでお尻の傷はかなり治ってきています。
ここ何年もなってなかったので油断していましたが、本当は定期的に肛門腺絞りしていただくほうがいいんですけどね。
病院があれほど苦手でなかったらなあ。

そのほかはけっこう調子がよさそうに見えるねこの近況でした。

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