旅の中の生活
自然の中で
どこかで動物が鳴く、はためくタープで風が出てきた事を知る、フライシートを叩く雨の音を聞く、陽が山かげに入り夜の訪れを感じる、鳥の声で目が覚める、テントに張り付いた葉の影で良い天気だと分かる…人が自然の一部である事を改めて見つめ直すコトがキャンプなのかもしれない。
目的と手段
目的としてのキャンプと手段としてのソレがある。子供が小さい頃(遊びに付き合ってくれた頃)は前者が多かったが、今は圧倒的に後者が多い。どこかに行き宿に泊まる代わりにキャンプをする、友達と出かけて飲みに行く代わりにキャンプをする。だから焚き火は必須ではないし、食事も惣菜で済ます事が多い。行きたい時に行き、やりたい事をする、キャンプのハードルは高くない。
変化と多様化
最近はかなり多様化して、デイキャンプや車中泊も広い意味でのキャンプだ。旅先でお湯を沸かしてカップ麺を食べるだけでもデイキャンプと言えるし、移動中に車の荷室を広げて横になるのも広い意味でもキャンプなのだろう。そう考え自分のハードルを下げれば、毎週でもキャンプはできる。
生活の中のキャンプ
今週末は、隣の県の友達の家で草刈を手伝ってくれと言われた。片道6時間もかかるのだ、往復と作業をする元気はない。だから前ノリして車中泊する事にした。心地良い運転の疲れと共に眠り、窓から入る朝の風に起こされ、近くの海まで走り朝飯を食べた。ソレはキャンプなのかと言われたら僕はこう答えるだろう。
キャンプは単なる行為ではない、それは心の状態だ
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