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初日の出を見たい場所

一昨年あたりから薄ぼんやりと考え続けている初日の出の理想図がある。
会津若松で海岸をゆっくりと歩きながら水平線から昇る日を見たい。
冷え切った朝の空気の中、マフラーに顔を埋めて、橙を見るのだ。
そうして1時間ぐらいしたら適当に朝ご飯でも食べに行こう。
そう思い続けているが、今の今まで実行には移していない。

朧げにある会津若松での思い出は鶴ヶ城に家族で行ったということ。
なんの機会だったかもう覚えていないが、出かけるというので父の運転する車に揺られ、うたた寝から目覚めたら目の前が城であったのだけは覚えている。
その当時は白虎隊がどうこうという話も知らず、どうしてこんなところに来たのかと聞いたら、「白虎隊で有名でしょ」「こんなに有名な歴史を知らないとかありえない」と突然、母に罵倒されたのを覚えている。
当時「八重の桜」が放送されており、おそらくその影響だと思うが、大河ドラマをよう見ない人間に「知ってるでしょ」と当然の如く言われても知らないものは知らない。そもそも、連れてくんなら調べる時間をよこせとも思う。
ノー知識でとりあえず城内を歩いても、当たり前だが、わからんし楽しくない。
古めかしい畳の間をいくつも越えて決められた順路を歩く。
観光客のために延長されたであろう廊下のすべすべとした感触と白い木目がやけに綺麗で、靴下との摩擦がなさを楽しんだ。

なんでそんな思い出しかない会津若松で見たことない海岸まで夢想し、初日の出を拝みたいと思っているのかよくわからない。
一番有力な説は鶴ヶ城前に敷かれた白い砂利と、覚めるような青空がそのまま、白い砂浜と海に置換されたのではないかというものである。
実際の会津若松は内陸の盆地である。海を見たいなら郡山を越えて東に行くか、新潟に出るかしかない。まあ土台無理な話。
福島で海岸日の出を見たいなら、いわきに宿でもとった方が建設的だろう。そうしたらハワイアンズに寄って遊ぶこともできる。
まあ、そんな妄想でっち上げ理想図が拝めずとも、会津若松にまた行きたいと思う気持ちはある。今度はちゃんと下調べしてから行こうね。そしたら多分、もっと楽しめると思う。

とまあ、大晦日の夜に希死念慮に襲われて寝れなくなってしまった人間の書き散らしです。
本当はね、もっとちゃんと綺麗な文章になるトピックで、まともな文章あげたいの。でも下書きで熟成が何本もできるばかりであげられてないわ。
悔しい。
今日も苦しい。

#note書き初め

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