こころ
姪っ子の出産を、祝いたくなった。
生まれたのは半年前のことだけど。
なんて、、、いい日なんだ。
やっぱり、誰かのことを思い、生きれた日は心がぼんやり、大きくなる気がする。
出産とか、生まれると言うことに対して、心に複雑な感情を宿すことがある。
ひとつ、この先の世の中、生まれた命は健やかに育っていけるのだろうか、という危惧。
ふたつ、生物学的女性にのみ与えられる身体的変化や痛み、経験。その不公平さと無理解。無力。
みっつ、尽きぬ不安。出産とは、親のエゴではないかと言う、つっかかり。
よっつ、どこか他人事な自分に対する情けなさ。
けれど、ベイビーを見れば、そんな思考は旅に出て、顔は綻ぶ。
明るい未来を思い描く。
なんて単純。
そんな単純さに、呆れながらも祝うこと。
この瞬間に意味があるのかもしれない。
心は複雑。
こころは単純。
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僕のこころは音楽に支えられている。
僕には、四天王がいる。
【四天王】
〈共通〉魂、ことばの重み
・尾崎豊 ー 破壊、衝動、慟哭 ー
感情の解放、魂の在り方。
生き切る、ということ。
・日食なつこ ー 皮肉、現実、勇気 ー
胸ぐら掴まれながら、聴かされてるような。
いくら泣いても離してくれない、僕の血潮に成る優しさ。
・折坂悠太 ー 素朴、独白、抒情 ー
力強いのにじんわり広がる。
油絵の画材で描かれた水彩画のよう。
・中村佳穂 ー 自由、圧倒、包容 ー
情熱で引き寄せ、聴くと、解ける感覚。
一緒に、自由に。
四天王だからって、詳しいわけじゃない。
それぞれに好きな曲がある。
けれど、曲がどれとかではなくて、その声で、琴線に訴えてくるのはこの4人。
もちろん、他にも好きなアーティストがいます。
歌声、魂を分けてくださり、ありがとうございます。
こころから。
〈今日の一曲〉人生の扉/竹内まりや