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「推し」バンザイ!〜娘のバイリンガル力がメキメキ上がる理由

うちの娘は20歳。ハワイで育っているので、言葉は英語が第一言語です。私とダンナが日本語で話しているのと、小学校〜中学2年まで、毎週土曜日に日本語補習校へ通っていたので、日本語もほぼ大丈夫。ただ、やっぱり英語の方が楽なので、年令を重ねるとともに日本語の本を読むことも減り、日本語で何かを書くという作業にも徐々に消極的になっていました。

「好き」が生み出すパワーの凄さったらない

それが最近、ちょっと変わってきました。日本語のアニメや日本語で歌う「歌い手」とやらにハマり始め、日本のYoutubeなどをものすごくたくさん見るようになって、日本語力が格段に上がってきた(と思う)のです。以前はどちらかというと避けているようにさえ見えていた日本語でのやりとりを、SNSなどで積極的にするようになったみたい。

少し前は、K-popの沼にハマっていて、動画などを見まくる生活の中でハングルが読めるようになったり、会話までできるようになってきていた彼女。やっぱり「好き」な気持ちが為せる技というのはすごい。すごすぎます。パッションって果てしないんだなあ。

小さなスマフォのすぐ向こう側に、とてつもない世界が

というか、彼女たちにとって、PCやスマフォがあれば国際的な交流って本当に簡単なことなんだなあ。スマフォの向こうに、直接あったことのない友達がたくさんいるし、日本や韓国のエンターテインメントだってネットを介してほぼリアルタイムで楽しめる。憧れのアイドルやタレントなどとも、ありとあらゆる手段でつながりを持てる。コロナですっかり「鎖国」状態になってしまっていたハワイにあっても、彼女たちはちゃんと世界中とつながって生きているんですよね。

さっきも、好きなアーティストにTwitterでリプされた!と、とても嬉しそうにしてました。日本語の情報を英語に翻訳してなにかしらのポストをしたらしいのだけど、ご本人にリプされたら「うほほー!」ってなるでしょ。そりゃ、嬉しいよね!

「推し活」、いいじゃん!

世代は違うけど、私も若い頃はとあるバンドの「追っかけ」的なことをしていたので(笑)、その気持はなんだかわかるんですよね。そこから派生する喜びやドキドキ感、普段なら関わらないかもしれない新しい人間関係や幅広い知識や、そしてかけがえのない思い出や……。そういうのって、けっこう重要で、ずっと忘れられないもの。ミーハーって笑ってしまえばそれまでだけど、「好き」のパワーは本当に人生を豊かにしてくれるんです。

そういえば、このところ「推し」っていう言葉がいろいろなところで飛び交っているようですが、それだよね。いいじゃん、娘の「推し活」!なかなか自由にならない生活が一瞬でカラフルになるし、そしてバイリンガルにも磨きがかかるなんて(切実にうらやましいぞ!)。

あんまりいろいろ聞くのもなんなので(笑)、陰からひっそり娘の活動を応援し続けようと思う母です。がんばれ。そして、とことん楽しむべし!!

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