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vol.2(6)富士宮口から宝永火口へ

初めての富士登山は六合目まで
「宝永火口縁周遊コース」にしました。

五合目→六合目→宝永火口→林道→五合目
約1時間のハイキングコース。
初心者の子どもと私にはちょうどいいコース。

富士宮口は五合目の標高が高く
2400mからスタートできます。

五合目の登山口の標高は
吉田口が2300m
須走口2000m
御殿場口1450m

かなり差があります。

いよいよ登山開始

富士宮ルートは登り始めたら、すぐにゴツゴツとした岩場になります。
杭で打たれたロープをつたいながら登ります。
下山する人も同じルートなので、道を譲り合いながら登ります。

六合目までは約20分で着きました。
あっという間だね。
少し休憩して、パンを食べました。

立て看板をみて宝永火口方面へ進みます。

10分も歩けば、宝永火口が見えて来ました。
宝永火口は大きくて、火口の下にいる人がとても小さく見えて、深さを感じました。
火口の下まで歩いてそれから頂上を目指す人がたくさんいました。

火口が目の前にありました
溶岩石を持っています

↑の写真2枚を見比べると、
上の写真の時はたくさんの人が歩いていました。
数分後の下の写真の時は林道方面へ向かう人は誰もいなくて、私と光太郎の2人だけになってしまいました。
そして、空には少し雲が出てきています。

なんと、この写真のわずか3分後くらいに、空は雲と霧に覆われて、雨が降りだし、
急いでレインコートを出して着ました。
そして、突風が吹き荒れ、
2m先も見えないくらい深い霧になり
光太郎としっかり手を握り、低い姿勢でゆっくり歩きました。

この間わずか10分ほどでしたが、
周りには誰もいなくて、身を隠す場所もなく、
雨と風と霧で本当に怖くて、山の天気の洗礼を浴びたのでした。

林道コースへの分かれ道が見えてきて、林道コースに入りました。
看板を見落とさないように注意して歩きました。

林道に入っても人がいなくて、不安になりながら手をつないで歩き、
しばらくして人とすれ違った時はほっとしました。
その頃にはもう雲はなく一気に晴れてきました。

しばらく歩き五合目の駐車場とレストハウスが見えてきて、やっと安心できました。

たった1時間のハイキングコースでしたが、
富士山の偉大さを感じる事ができました。

光太郎も初めての体験できっと怖くて、ドキドキしたと思うけど、お土産コーナーで見つけた
かわいいぬいぐるみを手にしてニコニコになっていました。

お土産に買った「ふじぽん」

富士山のお土産はもう一つ 溶岩石

大切に2個リュックに入れて持ち帰りました。
左は赤褐色でとても軽く、右は黒く重いです。

光太郎の小さなリュックサックに
ふじぽんと溶岩石を入れたらずっしり重くなり、思い出もいっぱい詰めて帰りました。

富士山と子どもと私

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