海野リコ(うんの りこ)

複雑なものはムリに簡単にせず、大変だなあ、と思いながら付き合うタイプです。越境するもの…

海野リコ(うんの りこ)

複雑なものはムリに簡単にせず、大変だなあ、と思いながら付き合うタイプです。越境するものに興味があります。国外に結構長く住んでいて、自分でいうのもなんですが、多くの面白い人達と出会いました。ここではその人たちにインスパイアされたことを書いていきたいと思います。

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Oblivión【忘却】

あらすじなぜこんなに惹かれてしまうのだろう? 恭子は自分よりずっと若い「翔」への気持ちを持て余す。二人の危ういバランスは、アルゼンチンからやってきた天才的ダンサー、ディエゴとチェチリアの存在によって崩れていく。白熱する刃のような彼らのタンゴは、恭子と翔をだけでなく、触れるものすべてを変化させずにおかない。やがて変化は大きな循環となって現れ、忘れられた過去が蘇り、未来へのためらいがちな探索が始まる。トーキョーとブエノスアイレス、地球の正反対にある二つの都市で、時間を超えて流れる

    • Obliviónの音楽

      はじめに 海野リコです。こんにちは。記事に来ていただいてどうもありがとう。また、小説「Oblivión」を読んでいただいてどうもありがとう。またいろいろな感想も本当にありがとうございました。  さて、ここでは何件かお問い合わせのあった、小説の中に登場した音楽について書いてみたいと思います。 (タイトル写真 by Preillumination SeTh) 1.Oblivión  タイトルにもなっているOblivión、忘却、はアストル・ピアソラ作曲の超有名曲。メランコリー

      • はじめに:事実は小説より奇なり

         はじめまして海野リコです。なぜnoteを始めたかというと、書いたものを発表する場が欲しかったからです。こういうと、真面目に小説を書いてきた人のように思われるかもしれませんが、そうではありません。つい最近まで小説を書こうとも、書けるとも、思っていなかったのですが、ある日突然ウソみたいにお話が流れ出してきたのです。相互に全く関係ない事実の断片が全くのつくり事で繋がって、あれよあれよという間に一つのフィクションになってしまったのは、マインクラフトで遊んでいたら画面から本物のユニコ

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