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#1 ビジネスシーンでよく見るIT用語をちゃんと理解しよう 〜はじめに〜

こんにちは。データインサイトCOOの山元です。
会社でもプライベートでもリッキーと呼ばれてますので、
以後、リッキーと自称させてもらいます(どうでもいい)

データインサイトってどこよ?って話ですが、
まだまだ駆け出し2年弱のスタートアップで、
地図や位置情報を活用したサービスをいくつか展開しています。

僕は普段、自社プロダクト開発周り全般を担当していますが、
もともとIBMで経営コンサルをしていた経験もあり、
ビジネスとITの二刀流で色んな事やってます。

さて、これが記念すべき note 初投稿記事となるのですが、
二刀流でやってる人目線で意味のある記事が書けたらなと思っています。
そこで今回は、日頃から良く感じるビジネスとITのコミュニケーションの溝を埋めるために、両者間で理解に差があるIT用語をちゃんと知ろうという文脈で、シリーズものを書いていきたいと思います。

職種を理由に、他領域への理解を諦めない

皆さん、「自分の職種は何か?」と問われたら何と答えますか?
僕はシーンに応じて、コンサルと言ったり、開発者と言ったり、
時には何でも屋さんと言ったり、都度答えを変えているのですが、
おそらく皆さんも自分なりの職種のラベル持っているはずです。

これは完全に個人の意見ですが、
このラベルは、ビジネスコミュニケーションを円滑に進めるうえで
必要な概念で自己形成の一助となるものの、
個々人の守備範囲を狭める危険性も持っていると思っています。

というのも、自分は開発者だから、自分はコンサルタントだから、
自分は営業だから、、、という自分のラベルで壁を作って、
理解のスコープを狭めている人を多く見てきた経験があるためです。

もちろん、業務に支障が無ければ個人の自由ですし、
自己認識している人は、そういうスタンスが正義なので良いと思います。
ただし、不本意(本当はわかっておいた方が良いと思っている)に思えている人がいるのであれば、無意識に自身へのラベル付けをして、成長ポテンシャルを狭めているのかもしれません。

ラベリングは、他領域の理解にとって弊害なのか?

これに関連した、ちょっと面白い話で、
アメリカの哲学者 Christian B. Miller 氏が提唱した
Virtue Labeling (美徳ラベリング) という概念があります。

僕なりに掻い摘んで言うと、
人は誰しもポジティブなラベル付けをされると、
無意識的にそれに見合う存在になろうとし、かつ、
そのラベルが自分にとってポジティブであればあるほど
そのラベルを剥がそうとしない心象があるということです。

ちなみに、この人は、このラベリングが
自身の現実と理想の性格のギャップを埋めるために使えるんじゃね?
ってことを言ってますが、本記事とは直接関係ないのでご参考までに。

そりゃ、カッコいいとか、仕事できるとか、
私にとって特別な存在とかって言われたら嬉しいですよね。
そして、それを信じたいし、そうあり続けたいですよね。

これを職種のラベル議論に置き換えたとき、
コンサルタントはこうあるべき!エンジニアはこうあるべき!といった、
社会が生み出した職種のラベルを僕たちは無意識的にポジティブに捉え、
剥がそうとしない深層心理が働き、可能性を狭めているのではないか
と感じるときがあります。

よってもって、
コンサルタントは、開発の大変さはわかってなくていい
開発者は、事業計画なんてわかってなくていい
といった概念が副次的に生まれるのではないか、というのが仮説です。

もし、本当にこのラベルが学習を阻害しているのであれば、
非常に勿体ないことですし🍣、逆にこの壁が取っ払わられて、
多領域で知識がつけば、鬼に金棒ですし 🍣🍣
個人の学びだけでなく、現場のコミュニケーションも早くなり、
組織における共通認識の質も高くなると信じてますし🍣🍣🍣

そして僕はこれを書いていて、
このお寿司屋さんに行ってみたいことを思い出しました。

今後、こんなことを書いていきます

とまぁ、、、言いたいことはわかるけど、
実際ムズくね?結構学習コスト高くね?知ってる人が組織にいれば良くね?
という感想を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

これからシリーズで書いていく記事を読むことで、
他人に対して「要はこういうことなんですよ」っていう説明が
納得感持ってできるレベルを目指したいと思います。

例えば、ビジネスサイドの方、API って何か説明できますか?
なんか情報連携できる技術やろ、ということがわかれば、
ビジネスコミュニケーションはとりあえず進むのですが、
その技術の仕組みを大枠でも理解していないと
実装がどれくらい大変で、どれくらい時間がかかるかなど判断できません。
故にエンジニアが苦労するってシーン、あるあるですよね。

そういったことにならないよう、
ビジネスサイド/ITサイドのどちらにも納得感のある
IT用語説明を、わかりやすく、いい感じに説明していきます。

現時点で取り上げようとしているテーマは、
・DX、AI、Web 3.0、NFT、メタバースなどのバズワード
・クライアント/サーバーサイド、API、データベース等の基本的な開発用語
です。月数回更新しようと思うので、乞うご期待を!

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました!
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