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【雑文】『天外者(てんがらもん)』を観てきました(ネタバレなし)


12月11日。春馬くんの最新映画が公開になりました。
公開初日に映画を見に行ったのは、ん十年ぶり。
しかも、2日連続で都合2回観ました。

(等身大には少し小さいパネルにも会えました)

なんでも、初日から3日間が、興行成績の数字に大きく影響するそうで、ファンは公開初日から3日以内に観よ、という話だったので、どうせ観るなら、数字に貢献すべく、初日、2日目と行ったわけです。

今日は、ラッキーな事に舞台挨拶を観る事ができました。
三浦翔平さんのファンの方もたくさん会場にいらしたと思うのですが、話は春馬君の事ばかり。
翔平さんの気持ちをお話になる時も、春馬君のファンに向かって話していて、人の気持ちに寄り添える優しい方なんだなぁと感激。

舞台挨拶を観ながら感じたのは、春馬君のいた撮影現場が、監督さんをはじめ暖かい人たちの愛と温もりにあふれる場所だったんだなという事。余計なお世話でしょうが、それは、本当に嬉しい。
その雰囲気は、映画のいろんな場面に現れていたと思います。

というわけで、レビューを書こうかと思ったのですが、今日のところは、まだご覧になってない方も沢山いらっしゃるであろうタイミングなので、ネタバレしないギリギリで、天外者の楽しみ方をいくつかメモ的に書いてみたいと思います。

レビューは、またしばらくしてから、かな。

天外者は五代友厚を楽しむ映画

『天外者』の宣伝文句に「群像劇」というのをよく見かけますが、この映画は五代友厚の伝記です。
群像劇ではない(キッパリ)

なにしろ、いろんなエピソードを詰め込んであるので、五代を描くだけで精一杯だったのね、という映画です。
いや、それでも、まったく時間が足りていない。
龍馬も弥太郎も利助(伊藤博文)も、ホントに好演してらっしゃっいます。
いいシーンも沢山あります。
けど、群像劇ではないと思います。


基礎的な周辺知識があっかた方が楽しめる

『天外者』、群像劇ではないと言う事は、五代以外の登場人物については、ホントにざっくりとしか描かれてません。ぶっちゃけ、ものすごい駆け足です。大した説明もなく、どんどん時代も進んでいきます。そのため、時代背景、人物の相関等々、最低限の知識がないと、誰が誰やらもわからないまま、話が進んでいく。

幼名などは、主な登場人物のは押さえておくべし。
開国に至る経緯、尊王攘夷、不平等条約、海援隊、東洋のマンチェスターなど、最低限のキーワードも押さえておくのがおすすめ。

衣装と小道具が凝っている

キャラクターの人物像、時代の移り変わり、キャラクターの置かれてる状況を説明するのに、衣装と小道具が効果的に使われています。ありがちな手法ですが、随所にこだわりが感じられ、興味深い。2度目3度目と観る方はぜひ、そういうディテールにも注目して欲しいです。


外国人俳優さんの英語の訛り問題

日本で制作される日本映画に出てくる外国人役の俳優さんって、わりと同じ人ばかり。
で、ですね。いつも気になるんですが、イギリス人役なのに、アメリカ訛りとか、いろいろチグハグなんですが、そこは気にしない約束。
ただし、ストーリーテラーを兼ねたグラバーさん役の俳優さんは、頑張ってスコティッシュアクセントでしゃべってますので、そこはお見逃しなく。


殺陣は最大の見どころ

春馬君が殺陣を習っていたのは、ファンなら周知の事ですが、その努力が存分に発揮されているのが『天外者』。ここはファンならずとも、ぜひ楽しんで欲しいポイント。
時代劇を得意とするスタッフの作った作品だけあり、カメラワークがこれまた素晴らしい。大迫力の殺陣、必見です。

五代は実在の人物だけどストーリーはフィクション

実在の人物を描く映画やドラマは、どこまで史実に忠実に再現するかは、もっともセンスが問われるところですが、それはこの映画でも違わず。
『天外者』は、どの程度かなと言うと、実在の人物を元にしたフィクションです。
ストーリー上、重要な展開の中にも、史実にない事が含まれています。
映画を機に、興味を持った方は、ぜひ五代関連本などを読んでみてはいかがでしょうか。むしろそれを狙って作られている気もします。

おまけ

友厚の子供時代の子役さんが、春馬君の子供の頃にそっくりで可愛いっ!

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ネタバレなしで書いてるので、何のことやら?かもしれませんが、これから観るかたの参考になればと思います。

春馬くんは、五代友厚として、たしかにスクリーンの中で生きていました。
息をして、仲間と語らい、笑い、泣き、恋をして、窮地に追い込まれてもなお、未来を見据えて、決して諦めない人間が、そこにいました。

映画館に行けば、あなたも会えます。
元気をもらえる映画です!ぜひ劇場で楽しんで欲しいと思います。

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