【部活動】陸上部で教えてくれる人がいなかったからこそ出来たこと
かけっこ先生リッキーです。
スポーツ物理学と100mを得意とするリッキーです。
さて突然ですが……
あなたは中学・高校のときに部活はしていましたか?
何部に入っていたかというのは、雑談的な会話の中では自然と出てくる話題だと思います。なんとなく体格から予想出来たり、同じ部活なら急に親近感がわいてきたりと、今も昔も大活躍です。
そんな青春時代を担う大事な要素の部活動ですが、中にはそれに人生を大きく左右される人もいたりします。
と言うか、僕がそうです。
中高で陸上部に入って100mを始めたからこそ、今までの生活や仕事、環境に繋がっています。それもかなりダイレクトに。
なぜこうなったかを思い返してみると、高校の部活動の影響が非常に大きいかもしれません。
今回は僕がスポーツ物理学と100mを得意とするキッカケのお話です。
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▼指導者がいなかった高校の陸上部 ~指導者は自分自身~
僕が通っていた高校は、部活動よりも勉強の方に力を入れる典型的な進学校でした(中学までは勉強できる子でした)。なので、部活動自体は専門的な指導者はおらず、特に陸上部の顧問の先生は体育系から程遠い、のほほんとした英語の先生だった気がします。
部活の管理や試合の帯同に来られるだけで(今考えると専門外で大変なのにすごくありがたいことですが)、練習内容や走り方なんてまず聞けません。グランドの横で、練習している生徒たちを見ているだけという感じでしたが、おそらくそういう先生は他にも多かったように思います。
だからこそとでもいうのか、速くなりたいなら自分でやらなきゃ速くならないという環境下で、当時は多くのことを考えられました。
当時はインターネットがそこまで気軽なものではなかったので、陸マガ(陸上マガジン)や月陸(月刊陸上競技)の記事を立ち読みして、とにかく良い練習メニューを探しては真似をする毎日です。
そんな中、とある番組がキッカケで、僕のその後の取り組み方が大きく変わる出来事がありました。
世の中的にはほんの小さなニュースですが、その内容は「大学の学生が物理学の理論を使って走高跳びの記録を伸ばした」というものです。あなたが陸上関係者ならご存じかもしれませんね。
元々ガンダムやロボット物の話が好きで将来は宇宙船を作りたい!と物理学をかじっていたのもあって、すぐに真似してスターティングブロックの理想の位置を計算し始めた、影響されやすい単純男子高校生が僕です。
この時の計算ノートは後々もっと勉強してから改めて見直したんですが、これがもうひどいのなんの。よくこれで記録がうまく伸びていたなと自分のことながら感心します。
それでもこの時から「1本走って修正してまた走る」から「1本走って【考察して】修正してまた走る」という【考察】、つまり【考える】という工程が練習の中にしっかりと入ったように思います。
ここからの記録の伸びが尋常じゃなく、中学で12秒中盤だった100mのタイムが高2の初レースで11秒2台(うろ覚え)、半年後の高3のレースでは10秒8台と、すぐに10秒台に乗ることができていました。
今思えばこの時に一番身に付いていたことは、「頭で考えた理論を、身体で感覚的に実践させる」ということになるんでしょうか。
最近ではタレントの武井壮さんが、「自分の体を思った通りに動かせる練習をしてからスポーツをやろう」と講演でお話されているのがYouTubeに上がっていましたが、まさにそのことじゃないかなと。
現在100mで大活躍中の桐生選手もYouTubeで山縣選手・飯塚選手との対談で「感覚を大事にしてる人が上に行く」と感じていることを話しています。直後に「理論ももちろん大事」ともありますが、理論を自分の感覚に落とし込めるかどうかが大事なんだと改めて感じた内容でした。
こうして頭で考えたことの答え合わせを体でやっていくうちに、どんどん物理学と100mが面白くなって、その結果今のかけっこ先生ができあがりました。
かけっこを教えるうえでも、子どもたちや受講生に「感覚」で身に付けられるアプローチでお教えします。
この記事に共感されたり、走りが速くなりたいという思いがあるかたは、ぜひスキとフォローを押してください。
今後も短距離走について色々なことを投稿していきます。
以上、リッキーでした。
それでは、また。
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