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RELIFE


『時代は必ず繰り返される』

どっかの偉いのかわからない
何かの肩書きを持っている人が
書いた題名不明の
著書で見た記憶がある。

見た当時がいくつの時か、
どんな状況だったのか
全く覚えていないが、

昔のカルチャーが今また再流行していると
なんとなく理解していた時に
入ってきた言葉が、断片的に記憶しているのだと思う。


1950年、アメリカ。
第二次世界大戦を終え、平和時代が到来した時に
今までの社会規範を否定し、
自由の狼煙を上げた人たちがいた。

彼らはビートジェネレーションと呼ばれ、
現在のアメリカのカルチャーの基盤を作った世代だと言われている。

当時保守的だったアメリカの体制に異議を唱え、
言葉を用いてオリジナルを形成する思想を持ったと言われるビートジェネレーション
当時の社会に反発していたため『流浪人』と揶揄され
人々からあまりいい目で見られなかった。

後に誕生するヒッピーという言葉を作ったのも彼らで
Poetry Readingと呼ばれる活動も彼らが先駆者となり広まった。

社会問題に対する主張や、人種差別、経済政策などへの彼らの信念は
音楽性や芸術性を含めながらある種のパフォーマンスとして発展していった。

そしてジャズ、HIP HOP、ファッションと様々なものへと思想は受け継がれていく。


1975年、イギリス。

当時、ロックの全盛期であった60年代が過ぎ去り
音楽業界はロックの恩恵で巨大産業となっていた。

巨大産業、言い換えると飽和状態にあったカルチャーは
若い世代との隔たりが大きく、彼らは不満を感じていた。

マルコム・マクラーレンという男はVivienne Westwood系列のブティックにいた青年を集めてSex Pistolsを作り上げた。

彼らの反社会性のある歌詞や、今までになかったファッションアイテムは爆発的な速度で流行から文化へとなった。
しかし、当時の女王を軽蔑するようなジャケットだったり、過激な言動により『はみ出しもの』として見られることが多くなった。

『時代は必ず繰り返される』

時代が動いて、価値が変わるのではない。
価値が変わり、時代が動く。

でかい動きがあって
それに賛同する人が多くなり
結果、時代が動く。


これらは昔話


では現在。
時代は繰り返されてる最中なのかもしれない。

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