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上手に聞こえる中国語1 音域を意識する

(今回、初めて中国語について書いていきたいと思いますので、まずは私の中国語学習歴について紹介しています。最初の(ΦωΦ)まで読み飛ばしても内容はわかります)

私は、かれこれ20年くらい中国語の勉強を細く長く続けてきました。さらに、これまで台湾や大陸、香港などで中国語(普通話)を使って仕事をしてきました。一応、新HSK6級も合格しています。

ただ、この20年間、私の中国語のレベルはほぼなだらかな横ばいで、時折ちょっと上向きという程度。人に自慢できるような学習歴ではありません。そんな、ひとまずやめずにずっと中国語の勉強に携わってきた私なりに、なにか中国語にまつわるNoteをかけないかなあと思っていました。その折、この分野ならというのが見つかりました。

それは「上手に聞こえる」テクニックです。私を含め日本人の多くが、中国語学習歴や知識、保有資格の割に、それほど上手に聞こえない方が多いように感じています。もちろん、わたしも例外ではありません。

私は、大陸や台湾などの中国語圏で生活する中で、現地の方々とスムーズにコミュニケーションできるよう、自分なりに「上手に聞こえる必殺技」を編み出してきました。なにしろ、海外ではちゃんとコミュニケーションできないと死活問題ですし、中国語が下手だとなめられて話も聞いてもらえないという切羽詰まった状況です。自然と「上手に聞こえる」つまり「なめられない」中国語に磨きをかけるわけです。

そんなわけで、私なりにサバイバルしながら編み出した中国語勉強法をシェアする今回のシリーズ、一回目は「音域を意識する」です。

(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)

中国語の音域/周波数とは

それぞれの言語には、その言語特有の「周波数」があります。下の表を御覧ください。

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https://www.soundzone.jp/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/10128/

こう見ると、中国語の音域は日本語に比べて全体に周波数が高いようです。一方、日本語の周波数帯は、中国語に比べて低いですね。

日本語 125Hz〜1500Hz
中国語 500Hz〜3000Hz
※英語  2000Hz〜16000Hz

つまり、中国語は日本語に比べて音が高いのです。ちなみに、日本語は英語とは周波数帯が全く重なっていませんが、中国語の高いところと英語との低いところでは重なっていますね。

こんなふうに言えるかもしれません。たとえば、歌手でも高い音域の方もいれば、低い音域に歌手もいます。同じように、中国語と日本語では曲のキーが違うようなかんじですね。また楽器でも音域の異なるいろいろな楽器がありますから、中国語で話すというのは、音域の違う楽器を演奏するようなものです。しかも、声調言語の中国語では、日本語よりも音の上がり下がりが頻繁にあるように思いますから、音楽のジャンルも違うようなかんじです。私の耳には中国語はワルツ、日本語は演歌って感じに聞こえます、人によってかんじ方が違うかもしれませんが・・・。

私自身は、この「音域」と「抑揚」を意識して話し始めてから、かなり伝わりやすくなったように思います。逆に、日本語のくせで、低い声で淡々と話していると「は〜?」などと言われていました。

この知識をどう生かすか

ただ、中国語の「周波数」、「音域」を参考にするなどと言われてもちょっとピンとこないと思います。なので、自分と似た声の人の「モノマネ」をするのが簡単で、一番効率的だと思います。

この「モノマネ」のために自分の声の音域に近い中国語話者を探してみましょう

例えば、女性なら、アナウンサーや女優、歌手など、自分と声の雰囲気が似ている人を探します。その話している声を真似て、シャドーイングしてみるのが効果的だと思います。また、中国語のドラマだと、いろいろな声質の人が登場しますので、べんりですね。

私が発音を勉強しているときも、愛読しているある作品の朗読音声の声が、ちょうど私の音域に近い男性の声だったので、その音声をよく聞いて真似していました。

シャドーイングのときには、意味だけでなく、音の上がり方や下がり方、抑揚なども意識して真似するのがいいと思います。シャドーイングをすると、ついつい意味とか単語に注意が向きがちですが、「音だけに集中してのシャドーイング」も時には必要です。シャドーイングじゃなくて、ミミッキング(mimicking、ものまね)とでも言えばいいかもしれません。芸人さんがその言語を話している人のモノマネするかんじですね。

自分と似た声の人の声を音域と抑揚を意識してモノマネしてみましょう!

(ΦωΦ)(ΦωΦ)(ΦωΦ)

中国語の発音は、こちらがおすすめです。

#中国語 #毎日note





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