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オンライン教師が知っておきたい 今日から使えるテクニック集 その3「カメラ目線」

オンライン教師の皆さん、オンラインの授業中に「アイコンタクト」をとっているでしょうか。

リアルの教室では、生徒を見ながら授業を行っていても、オンラインの授業となるとなかなか難しいのが、この「アイコンタクト」です。

私も、以前自分の授業を録画して見てみてびっくりしたことがあります。

ぜんぜん、生徒の顔を見てない・・・

授業中、手元の資料を見ていたり、PCを操作していたりと、いろいろやることがあるので、目線がいつもきょろきょろしています。画面越しの自分を見ていて「こんなに生徒の顔を見ていないのか」と愕然としたことがあります。それからは、なるべく「アイコンタクト」を意識するようにしました。

今日はオンライン授業で「アイコンタクト」をとるための小わざをご紹介します。

アイコンタクトが大切なのはなぜ?

授業で先生がアイコンタクトをとってくれると、生徒にとっても授業に集中しやすくなります。

たしかに、人間は「目線の動き」に敏感です。人間の眼球は、他の動物に比べて白目の部分が多いそうです。人間は、この白目と黒目の動きで「目による繊細なコミュニケーション」が可能になっているそうです。生徒も「今先生が見てくれているな」と感じることで先生の気遣いを感じやすくなります。

もちろん、オンラインの授業では画面共有などをしていたり、ほかの生徒の画面を見ていたりと、生徒がいつでも先生の画面を見ているわけではないと思います。でも、始まりと終わりの時間には、なるべく生徒とアイコンタクトをとって会話する時間をとることで、生徒の満足感も変わると感じています。

特に自由会話や、生徒の近況報告の場面などで、先生が別の方向を見ていると、生徒もあまり話したい気分にならないかもしれません。また、ZOOMの初期設定では、自分の画面が上に表示されるようになっていますので、生徒はいつも自分に向かって話しているような感覚に陥って疲れるようです。

いつも先生の顔がきちんと表示され、しかも自分を見てくれていると感じると、生徒も自然と先生の画面に目が行き、「先生の顔を見ながら会話している感覚」を味わうことができますね。

どのようにアイコンタクトをとるの?

では、実際にどのようにオンラインでアイコンタクトをとることができるのでしょうか。
それは

カメラ目線

です。

それで、まずはカメラの位置をしっかり確認し、その方向に顔と目線を向ける必要があります。

ノートパソコンやタブレットでは、画面上部にカメラが付いていることが多いと思います。目線がなるべくそっちに向くように、アプリの操作画面を調整することができます。

ちなみに、ノートパソコンのカメラを使っている場合、キーボードを打つとパソコンが揺れます。操作が多いと、生徒側からはいつも画面が揺れているように見えるようです。それで、外付けのカメラにしてしまうという方法もあります。

その場合でも、カメラの位置は目線の高さに合わせ、自然とカメラ目線に合わせるようにしたいですね。そのために、私は外付けのカメラを、三脚に乗せて使っています。三脚だと、高さをちょうど目線の高さに合わせることができますし、キーボードを操作しても揺れることがありませんので、便利です。

また、カメラが少し高い位置にあると、顔に照明が当たりやすく、顔が暗くなりにくいというメリットもありますね。

まとめ

今回は、オンライン授業で生徒と「アイコンタクトをとる」方法について考えてみました。もちろん、授業中に手元の資料や教科書を見ることもありますので、ずっとアイコンタクトをとるのは難しいと思います。

それで、授業の始まりと、最後、また自由会話の場面などに意識的に「アイコンタクトの時間」をとってみるのがおすすめです。

カメラの位置をしっかり確認して、「カメラ目線」で授業にのぞみたいですね。

#オンライン授業 #日本語教育

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