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4-25. ルーマニア民族舞曲 (S[Sn]ATB)

1915年にBela Bartokが作曲した6曲からなるピアノの小品の組曲です。
1917年、自身の手により小管弦楽に編曲されました。
当時ハンガリー王国の一部であったトランシルヴァニア各地の民謡を題材にしたもので、民謡であるため全体的に旋法的です。
また、民俗的な音楽の原型を保った民謡編曲作品の一つですが、その他の編曲作品と同じように独特な和声を用いており、民謡というありふれた素材に新たな生命が与えられています。
技巧的な面もあると同時に、演奏においては楽譜には表記されていない民俗音楽的な情緒が求められ音楽的要求は高いです。
その親しみやすい旋律と手ごろな長さから彼の小品の中では人気が高く、コンサートではしばしば取り上げられる曲です。
原曲の民族音楽的な要素をより強く感じさせる彼自身の編曲も、今では小オーケストラのためのレパートリーの一つとして定着しています。
そんな曲をリコーダー4重奏でお楽しみ下さい。

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