【ベストアルバム】 2023年1月度
はじめに
昔話ばかり書いているのも何なので、毎月入手したアルバムの中からベストアルバムを紹介していきます。サブスクリプション&ストリーミングだと「毎月入手した」のはどういうことかという気もしますが、取りあえず「毎月ダウンロードした」を「毎月入手した」としようと思います。
「今月のベストアルバム」といっても、毎月何10枚も聴いている訳ではないので、あくまでも「コレ良かったよ〜」くらいの感じで、超ライト&主観的な感想を書くに留めることにします。
今月入手したアルバム
まずは、今月入手したアルバムとEPのリストからです。やはり年初は新譜のリリースは少なく、今月入手したのは旧譜を含めて5枚と少なでした。
ユーモア(back number)
Late Developers(Belle & Sebastian)
Low-Life (Definitive)(New Order)
Cult Leader Tactics(Paul Draper)
Gigi's Recovery(The Murder Capital)
今月のScrobble
過去30日間にMacとiPhoneで聴いた音楽をLast.fmにscrobbleした結果のチャートも載せておきます。今月からジムに行き始め、iPhoneで音楽を聴く時間が増えたのですが、iPhoneからのscrobble数がバグってる感じがありますが、順位は変わらない気がするので貼っておきます。
今月はback numberのニューアルバム「ユーモア」の再生数がダントツでした。特に、アルバム終盤の「ヒーロースーツ」が秀逸で、リピートしまくった結果がこのチャートに現れています。旧譜は何でコレが入ってるんだろうって感じ。他にもっと聴いた曲があるような気がするんだけどな。
今月のベストアルバム
5枚からベストを選ぶのもどうかとは思いますが、今月は"Gigi's Recovery"(The Murder Capital)がベストアルバムです。月末にリリースされたので、他のアルバムよりも再生回数は少ないですが、年間ベストアルバムレベルの内容で、文句なし今月のベストです。
The Murder Capitalは2017年頃にアイルランドで結成された5人組のバンドで、このアルバムは2019年のデビューアルバム"When I Have Fears"以来、3年半ぶりとなる2ndアルバムです。
アルバムを通して派手さはなく、「グッドメロディ」等の分かりやすい武器も持ち合わせていないものの、モノクロームの繊細なグラデーションで描き切ったアルバムトータルの世界観は強烈。Joy Divisionあたりをモチーフにしたようなギターとドラムスをコアにして、ポエトリーリーディングっぽいボーカルが重ねられ、低めの温度感の曲の中に閉塞感と開放感、絶望と希望というような対極的な世界を共存させた手法は見事のひと言。
決して分かりやすい内容ではなく、トータルの世界観で勝負してくるタイプの音楽なので、万人受けは難しいような気はしますが、初期のInterpolあたりが好きな人には刺さりそうな感じ。是非ライブで体験してみたい音楽。
おわりに
1月は枚数こそ少なかったですが、Belle & Sebastianが突如リリースした新譜や、New Orderのリマスター盤、そして、元MansunのPaul Draperが昨年リリースしたソロアルバムと個人的には濃い作品が多い月でした。特に、Paul DraperはMansun時代を彷彿とさせる変態的な曲が多く、思わずニヤッとしました。
そして、back numberの「ヒーロースーツ」。ブラス隊を引き連れたアレンジが秀逸で、聴いていて最高にハッピーな気分になる曲。ベストソングです。
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