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女優 長澤樹さん×リチカ 松尾幸治 
CM制作記念対談インタビュー

2022年5月、株式会社リチカの初CMが公開された。メインキャラクターをつとめたのは、2020年公開「破壊の日」で映画初出演を果たし、ドラマ、ラジオなど多方面での活躍を見せる期待の若手女優、長澤樹(ながさわ・いつき)さん。CMでは、長澤さんがさまざまな人物に七変化しながら、見る人、見る場所に合わせて静止画や動画を提供できるサービス「リチカクラウドスタジオ」の特徴を紹介している。今回、長澤さんと、株式会社リチカ代表であり本CMのクリエイティブディレクターをつとめた松尾幸治の対談インタビューが実現。CMでも語られている「クリエイティブ」の話題を軸に、両者に共通する姿勢や、今後の展望などについて語りあった。

CMはこちら:https://youtu.be/jUeBn0SawkE

今回のCMでは「本来の明るい自分を出せた」

松尾:この度はCMにご出演いただき本当にありがとうございます。撮影はいかがでしたか?

長澤:一言で言うと楽しかったです。現場でも本当にずっと笑ってたなっていうイメージで。

松尾:本当ですか、良かった。

長澤:もうずっと楽しくて。特に最後の「リチカでリッチ化!」っていうシーンを撮った時には、リチカの皆さんが来てくださったのですごく嬉しかったですね。

松尾:朝からゾロゾロお伺いしちゃって(笑)。

長澤:すごく元気になりました。朝から元気をいただいて「頑張ろう」って思えて。

長澤樹

松尾:ありがとうございます。CMの中ではさまざまな衣装を着られていましたが、中でもお気に入りはありますか?

長澤:全部好きな衣装ばかりだったんですけど、自分的には知的なメガネをかけていた、あの格好は好きですね。あとはビビットカラーの服もすごくお気に入りで。明るい役って言ったらあれですけど、そういったキャラクターはやったことがなかったので新鮮でした。でも実は、普段の本来の自分に近いのはそっちなんです

松尾:そうなんですか?

長澤:はい。ミステリアスとか大人っぽいと言っていただくことが多いんですけど、普段の自分はそっちじゃなくって、結構喋るし笑うし、っていう感じなんです。

松尾:そうなんですね。完全に騙されてました(笑)。

長澤:ふふふ(笑)。

松尾:ちなみに、中でもどのカットのイメージがご本人に一番近いんですか?

松尾幸治(株式会社リチカ 代表取締役)

長澤「つくりまくる!」っていうセリフのシーンみたいな感じですね。テンションが上がるとあんな感じです(笑)。

松尾:なるほど。今回のCMは長澤さんに演じていただいたキャラクターも含めてすごく明るい仕上がりにしたかったんですよね。制作会社さんにも「いわゆるタクシーCMっぽい、ビジネス感満載な感じにはならないようにしたいです」と相談したぐらいで。

長澤:そうだったんですね。確かに会社やビジネスについてのことをダーッと言われて終わるCMよりも、見ているだけで楽しいっていうのは、すごく大事ですよね。今回は特にそういう仕上がりになってるんじゃないかなって思ってます。

不器用だからこそ、俳優業一本で向き合う

松尾:ぼくらは動画に関するサービスを運営してる会社で、かつてはTVCMを作ったりもしていたので「クリエイティブ」というものをとても大切にしているんです。なので、今回長澤さんとは「表現」や「クリエイティビティ」というような観点でもお話しできればなと。普段、長澤さんが俳優として、創造性やクリエイティビティを高めるために意識されてらっしゃることってなにかありますか?

長澤:あたりまえですけど、人の話を聞くということですかね。台詞もちゃんと相手の台詞があったうえで自分の台詞があって会話になっているから、ちゃんと相手の台詞を聞くというのは大事にしてます。

松尾:普段のコミュニケーションや会話も意識的にやっていたりするんですか?

長澤:そうですね。普段の日常生活のなかでアンテナを張ってみたりはします。普通に話していても「あ、自分って怒った時にこうやって怒ってるんだ」とか。

松尾:あぁなるほど。

長澤:あとは座る動作ひとつでも「自分ってこうやって座ってるんだ」とか。作品を見て学んだりもしますけど、でも結局演じるのは自分なので、普段の自分の仕草とかにアンテナ張ったりはしてます。

松尾:そういうのって、いつぐらいから意識されて始まったんですか?

長澤:そういうのに気付くことができたのは、本当に最近で。特に誰から言われたっていうわけじゃないんですけど。意識し始めてからは、他の人の動きも気になってきたりしました。なので人間ウォッチングみたいなのとかは、空いている時間によくしたりしてますね。

松尾:すごいですね。それをやって「私、成長したな」とか「レベルアップしたな」みたいな感覚とかってあるんですか?

長澤:ひとつの現場が終わったタイミングで「あ、今回はこういうことを学べたな」と思ったりはします。「これはできるようになったな」とか「これがダメだったな」とか。最近は結構新しいことにチャレンジさせてもらっているので、毎回、現場が終わると成長してるなって思ったりしますね。

松尾:長澤さんのその成長意欲というか、俳優業への情熱みたいなものは本当にすごいなと思っていて。俳優になるにあたって親御さんや周りからの反対はなかったんですか?

長澤:親は完全に肯定してくれていて。結局決めるのは自分だから、好きなようにやって良いよっていう風に言ってくれてるんです。自分は他の人に比べて不器用な気がするので、だからこそ、これだと決めた俳優の道にちゃんと向き合いたいなと思っていて。

リチカと共通するのは“楽しむ姿勢”

松尾:ちなみにお休みの日は何をされているんですか?

長澤:本を最近読んでますね。オススメしていただいた映画やドラマをみたりなんかもしています。

松尾:お仕事のためにお休みの時間を使っているような感じですよね?

長澤:はい。でも自分としてはそれが普通なんです。なにかのためにっていう感覚はあんまりなくて、それが自分にとって楽しみになれば良いなくらいで思っています。そういう、楽しみながらやるっていうスタンスは大事にしたいなと思います。

松尾:僕も近いと言ったら怒られそうなんですけど、楽しいか楽しくないかという感覚は大事だと思っていて。会社を経営しているといろんな課題が出てくるんですけど、ちょっと見方を変えると「この課題クリアするのめっちゃ楽しい!」みたいな感じにもなったりするんです。

長澤:そうなんですね。

松尾:だから、こんな新しい発見あるんだ、みたいな感じで楽しんでいくスタンスっていうのは大事にしている会社かなと思います。

長澤:そこはすごく共感しますね。自分と同じって言ったら違うのかもしれないけど、リチカさんからお話をもらった時に、会社や松尾さんの雰囲気からもすごく自分と同じような考えを感じたんですよね。

松尾:めっちゃ嬉しいです。実は、リチカにはこういう方と働きたいですという採用方針を言語化した「バリュー」というものがあるんですが、長澤さんがそれに本当にピッタリのお方で。

長澤:本当ですか?

松尾:はい。だからキャスティングの段階でも「長澤さんしかいない!」ってなったんです。

長澤:嬉しいです。

松尾長澤さんが一番リチカっぽいよね、と。だから、長澤さんだったらもうフラれていいわ! くらいの感じでラブコールさせてもらったんです(笑)。

長澤:全然、振るつもりなかったですよ(笑)。

時代劇やホームドラマ、裏方にも挑戦してみたい

松尾:ちなみにこれからの俳優業において、こういう役柄をやってみたいなという展望はありますか?

長澤:やってみたいことは本当にたくさんあって。役でいうと、時代劇のような和モノは絶対やってみたいですね。ストーリーでいうと、ホームドラマとか、家族モノとかはやってみたい。あとは学園モノ。学園モノはこれまでも経験があるんですけど、どうしても一人で孤立している役が多くて(笑)。

松尾:(笑)。

長澤:みんなで、ワーッてやってないっていう。

松尾:なるほど。本来のご自身は明るい気質っておっしゃってましたしね。

長澤:はい、その輪の中に入りたいっていうのはありますね。

松尾:ちなみに、俳優業はもちろん継続されると思うんですが、監督や演出などの作る側にもご興味はあったりしますか?

長澤:あります、あります。もちろん演じるのはすごく好きなんですけど、裏方さんというか、カメラマンさんとか照明さんとかにもすごく興味があって。カメラマンさんは人によっても撮り方が違うので、自分でも撮ってみたら絶対楽しいだろうなと思ったりしますね。あとは演出も、この同じ台詞でも自分だったらこう言ってほしいなとか思うことがあるので、いつか挑戦したいです。あとは、私結構音が好きで。映画とかも音をすごく聴いちゃうので、音声さんの仕事にも興味があります。

松尾:本当にいろいろなことに興味があるんですね。

長澤:ありますね。映画をみていても、光が綺麗なシーンは照明さんが影の具合を調整してるんだろうな、ってちょっと裏方目線で作品を見ることも増えてきていて。

松尾:すごい、本当に日々進化されていますね。

長澤:いえいえ。

松尾:長澤さんの活躍にも負けないぐらい、ぼくらの会社も伸びていきたいなと思ってて。今の全社の目標は「長澤さんに見捨てられないように成長するぞ」なんですよ(笑)。

長澤:(笑)。

松尾:この間、全社集会でも「成長しなかったらやばいぞ」って言い合っていて。

長澤:私はリチカさんに負けないようにと、ずっと思ってましたよ。

松尾:いえいえそんな。長澤さんに置いていかれないように、本当にぼくら頑張らないとと思っています。

長澤:こちらこそ、こちらこそです。

松尾:いやいや、もう頑張ります。ぜひこれからもよろしくお願いいたします!


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