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障害者手帳を取って働くまで


手帳をとるきっかけ

きっかけは、ふとしたことでした。

同じ職場の子が、ふと、なんの悪びれもなく、パニック障害を告白したのです。


私にとっては衝撃でした。

その子は一人暮らしもできるし、
私と違って長時間毎日働けるし、
交友関係も広くて、何よりも自分に自信を持ってる。

今ドキの若者、という印象を持ってました。

自分はというと、障害はコンプレックスに思ってずっと自分に自信がなかった。
むしろなるべく普通の人を装っていた。


そんな障害というものと無縁に思えた子が、ふとした時に私に打ち明けてくれました。
その子はもう、若くして自分の障害や症状を、自分で告白するくらいには受け入れていたということ。

自分が恥ずかしかったし、希望にもなりました。

そこから、長い時間かけて働き方を変える事を決めたのです。



その時は週に3回働ければいいほうだったので、
目標を変えました。

障害者枠で短時間、毎日働く方を目指そう
収入よりも、一つの場所で、長く働けるように



職業訓練を受ける

そして、手帳を取り、新しい職種にいきなり就くのは不安が多くて自信がなかったので、障害者の職業訓練を受けることにしました。
最初は、健常者用の職業訓練をしれーっと受けようと思ってたけど、悩みに悩んでこちらもやめました。


職業訓練は不安も大きかったけど、さらに自分の障害を知り、受け入れることができたと思います。

何より理解者が増えたこと。
味方が増えたこと。


今の会社で働くなかで、サポートもしてくれました。
味方がついているって思うと、もし何かあっても大丈夫って思えました。


もちろん、普通に話ができない障害者の方もいたけど、仲間もできたし、取り繕うことがないのでむしろ気が楽でした。

そんな感じで、私は今の会社でいまのところは安心して働いています。



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