記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

開始10分で歴代のPを泣かせにきた覇権アニメ『アイドルマスターミリオンライブ第1幕』感想

とんでもないアニメですよ、こいつは……
2013年にグリーで配信されたソシャゲから始まったコンテンツ『アイドルマスターミリオンライブ』
初代アイドルマスターシリーズである765プロダクション所属、765エンジェルスの後継プロジェクトから生まれたこのシリーズは当時モバゲーで配信されていたアイドルマスターシンデレラガールズ通称モバマスに対抗するためモバマスの様に大量のアイドルを生み出してプロデュースしてもらおうと、いきなり30人以上のアイドルが生まれユーザー獲得競争へ乗り出しました。
それから10年後ようやくアニメ化され、彼女たちが歌って踊れる姿をスクリーンで見ることが出来ました。

本当に申し訳ありません。
私はアイドルマスターからここ数年距離を置いており、公開から1週遅れで見たことを猛省しております。
3DCGアニメーションという事で10年前に放送されていたアイドルマスターのアニメ、通称アニマスのような手書きアニメで見たかったなというのが観る前の気持ちでしたが3Dアニメも素晴らしい!
キャラクターが自然体で動いている姿はとても可愛らしかったです、特に野々原茜ちゃんの動きが凄い。
彼女専属の3DCGアニメーターがいて動かしているのではないかと思うくらい凄い動いていました。

このミリオンライブのアニメはミリマスから入った人でも楽しめるし、それ以上に765エンジェルスの時から知っているプロデューサー達が感極まってしまう演出があり、765エンジェルスからアイマスシリーズにハマった私は泣きすぎてマスクがぐちゃぐちゃになりました。
そんなアニメの感想を書いていきます!

アイドルマスターミリオンライブは765エンジェルスで人気の軌道に乗った765プロダクションが新たなスターを求めて別のアイドルグループ結成の企画が立ち上がります。
さらにそのアイドルをミリオンシアターという新設の専用劇場で100万人のファンの獲得を目指し、劇場と共にアイドルを育てていくという物語で、オーディションを勝ち抜いた39人のアイドルが加入していくストーリーです。

主人公は様々な部活の助っ人をしている程、好奇心旺盛でいろんなことにチャレンジすることが好きな春日未来ちゃんがとあるきっかけでアイドルのライブを観戦して、自分もアイドルになりたいとアイドルの世界に飛び込みます。その春日未来が観たアイドルのライブというのが765エンジェルスのライブです。

この、765エンジェルスのライブを見てアイドルを夢見るというプロローグが私にとってはこれ以上にないサプライズでした。

この感動を100%で享受するためには、もしかしたら10年前に放送されていた765プロエンジェルスの成長を描いた『THE IDOLM@STER』のアニメと映画をリアルタイムで観た人だけかもしれません。
いや間違いなくそうです、開始10分で765エンジェルスのライブが始まり、私はシルエットで天海春香や菊池真が写った瞬間、10年ぶりに再会したような気分になって涙が止まりませんでした。

開始10分で泣いていた映画館の人たちは間違いなく10年前からアイマスを知っていた人でしょう、誰が何と言おうと一生懸命推していてよかった、プロデューサーが報われた瞬間です。
ミリオンライブからハマった人や、最近興味を持って見てくれた人を煽っている訳ではありません、これからもみんなで応援して盛り上げていきましょう。

私自身、アイマスから離れていましたが765エンジェルスが写った瞬間アイマスを全力で応援していた日々が走馬灯のように蘇り、まるでデスノートを一回手放して、キラとしての自分を忘れた夜神月が再びノートを手に入れてすべてを思い出したような感覚になりました。

すいません、完全に暴走しましたが、何故感動させられるのか説明します。
10年間に放送された『THE IDOLM@STER』は765エンジェルスの物語で、アニメでは765エンジェルスのメンバー同士が切磋琢磨しながら人気アイドルグループへと成長する過程が描かれ、映画では人気になった彼女たちが憧れのアリーナライブの開催が決定し、もう一段階成長する姿が描かれており、映画のサブタイトルとなっている『輝きの向こう側へ』とある通り、トップアイドルの象徴となった彼女たちが次に何を目指すのかというなかなかアイドル作品にはない頂上のその先を描いた物語になっており大名作で、私はもう765エンジェルスの物語は終わったんだ……と当時映画館で完全燃焼しました。

765エンジェルスの物語は映画で終わり……だと思っていましたが、なんと春日未来ちゃんのお陰で10年越しにミリオンライブのアニメで765エンジェルスのライブを再び見ることが出来ました。
765エンジェルスがライブで披露していた曲も『ToP!!!!!!!!!!!!』だったのも非常に素晴らしい選曲でしたね。

悩みながらも一生懸命レッスンや仕事を通して成長していた765エンジェルスですが、春日未来からすればステージに立つ彼女たちは大スターの存在で、だけど輝く彼女達と一緒に仕事がしたいとチャレンジ精神も湧いてしまう、そんな夢を与える存在になった765エンジェルスの偉大さに天晴です。
なんだか、世代交代もありながらまだ765エンジェルスのこれからの物語も描いてくれるだなと安堵しました。
前作主人公の天海春香さんがライブでやる『後ろの人までちゃんと見えているからねー』という定番のセリフもしっかり言っており、サービス満点です。
それにしても天海春香さんの御尊顔、トップアイドルというか、大御所アイドルのオーラがあって頼もしすぎます。

そして、765エンジェルスからアイドルの夢を灯の様に受け継いだ春日未来のこれからが楽しみでしょうがないです。
まだ開始10分の出来事しか話せていません、これからミリオンシアターの39人のアイドルの物語が幕を開けます。

ミリオンライブのメンバーは39人と765エンジェルスの3倍ということもありそれぞれのキャラの魅力を引き出しながら成長を描くのは難しそうだなと思っていましたが、今回先行公開された1~4話を見る限りちゃんと全員魅力的に描かれていたのではないかなと思います。

私が特に推していてサムネでも描いている七尾百合子ちゃん、人気キャラということもあり3話では彼女に焦点を当てたようなストーリーで、大満足です。また彼女のファンが増えてしまうことでしょう。

それから、2話の最上静香ちゃんのオーディションに挑むシーンは父親にアイドルになりたい自分を理解してもらえないことを思い出して狼狽えてしまい、終盤まで弱々しく歌っていた彼女でしたが、春日未来ちゃんから言われたことを思い出してから覚悟を決めて最後のソロパートで素晴らしい歌声を披露してプロデューサーを圧倒していたのも印象的です。

流石声優が田所あずささんといった感じでとても力強い歌でした。
結構ストーリーは丁寧に作られていてあまり展開は多くなさそうですが、キャラが多い分じっくり彼女たちの魅力を引き出していくのだと思います。

プロデューサーといえば、765エンジェルスのプロデューサーをしていた通称赤羽Pが今作ではチーフプロデューサーに昇格していて、今作のプロデューサーの先輩というポジションでとても頼もしく感じ事務員の音無さんも健在で完全に夫婦でした。

さいごに
ミリオンライブがモバゲーで配信されていた頃、765エンジェルスの後継プロジェクトででミリオンスターズが存在しているというのが果たして正史なのかあくまでifの世界なのか明言されていないような設定でしたが、こうしてアニメできっちりそのシーンを描いてくれている事に感謝です。

見ようかなと悩んでいる方は半年後くらいにアニメで放送されますがライブをスクリーンで見られる機会は恐らく今しかないと思いますので観た方が絶対良いと思います、特にしばらくアイマスから離れていた人、いいですね?




この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,651件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?