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素ラーメン

 手伝っている人もいる 手伝わない人もいる  そのためにわたしは  テレビのようなものをくっつかせた。  なんのため?わたしにはわからない  わからないなりに  わたしはわかる気がする とにかく  そこへそこへと  進んでいく シティズンという発話者たち    わたしはいう。 「あなたはちょっとばかし、疲れてませんか?」 と。  わたしはそういった 彼女たちは  泣いていただろう。泣いていただろう  わたしは、それが悲しくて仕方がない  仕方がないが、  どうしろっていうんだ

    • わたしたち

       わたしは歯がない。  そんなことはない  わたしは、手を掴む人を見たことがある  手を掴む人はじっとわたしを見ている  じっと私を見ている  そのときわたしは私になる    少しだけ眠ること 眠ることは  放課後に似ている わたしは歯ブラシを買い替え  喉に落ちてくるいろんな悪魔  それがあることを知っているのだけれど  わたしはちゃんとは知らなくて  空に落っこちる人というのも  落っこちない人というのも  興奮してる君のための口になる  頂上から落ちた花は  きっ

      • 小説(3回目)

         わたしは、ふらふらとしていた。  野山を歩きに行く日だった。わたしは、そんな日だったのに、雨が降りそうだということにつまずいた。    しかし、わたしは、そのつまずきを治すことにした。  わたしは、それを、意識し言葉にした。「そんなことは思うな。病は気から、というじゃないか」 と。  わたしはそんなことをいった。  わたしがそんなことをいうと、私はそんな気になった。  結果的に雨は降ることがなかった。  わたしは、雨が降らないなか、野山を駆け巡った。すると、途中、猟犬を連れ

        • 小説(2回目)

           わたしは、歯が抜けそうになった。

        素ラーメン

          小説(1回目)

           わたしは、歯ブラシをしていた。  なぜ?わたしはそれは歯を磨くためだと知っている。  歯ブラシをしたのは、わたしの歯が汚いからだ。  酔うとこんな感じでわたしは気怠くなってしまい、頭で実況中継をするのだった。当たり前の自明なことを繰り返してしまう。    

          小説(1回目)

          操り人形の責任

           すこし思うこと。  わたしは、病気だ、という人に入るだろう。病気が、なにかの弱さや、困りごとを意味するならそうだ。  問題は、病気というものの原因によって、わたしたちが責任を回避しうる装置として、病気があるように思えることだ。  病気があることで、わたしたちは、病気のせいですといえる。わたしたちは、ものごとの因果関係をつけたくなる。それは、責任を抱え込まないという方法なのではないかと思う。  心の病では、ときに、あなたの心の弱さのせいであり、心はコントロールできるからあなた

          操り人形の責任

          放課後の経済学

           熱が出てくる 熱が潰れた  それをどこへ出荷するか 5分  それだけ考えればなんだってわかるはず  あいつの思考の屈折なども  わたしは歯を一本抜いた  抜くと空が大きい気がした しかし、  空を掴んだことはないので そのどこが  大事なことなのか わからない  ここにあるコンポーネント  コンポーネントとは?というけど  わたしもわからないそれ を手に持つことは  できないでいる  潰れた 潰れてる虫食い  ここにある なにが? なにかが  少しだけある わたしはうご

          放課後の経済学

          便秘とクリエイション

           昨日は胃腸が痛かった、といってもわたしにはそんな自覚はない。ただ腹が膨らむなあという感じだった。  腹が膨らむのは嫌になる。腹が膨らむとわたしはまあ嫌になってくる。なぜ嫌になるか。そんなことはわからないところがある。しかし、嫌だという感触はある。制御できないところがある。  今日はそんな腹の膨らみについて思ったことでも書こうかと思う。腹の膨らみだ。  といっても大したことではない。とこんな文体だとえらそうだ。しかし、どう書いたらいいでしょうか?どう書くべきでしょうか?文体

          便秘とクリエイション

          シュルレアリスムとかいた日

           昨日、というとき。昨日ということは、今日の一日前だ。それは当たり前だとされるし、わたしもそうだなと思う。しかし、どうやって把握するのか。  椅子がある、その向こうにランプが机の上。わたしたちはいうだろう、「椅子が机の上のランプよりも、わたしたちにちかい」と。もちろん、椅子が私の前なとき。  それは簡単なことだ。わたしたちにはとても簡単なことだ。なにかとなにかの空間的位置を、一望のもとに、しうるなら。しかし、一望とは。  わたしは、あるとき、団子を食った。そしてその次に、また

          シュルレアリスムとかいた日

          眠い

           手を使うと震えているような気分になる。しかしなぜそんな気分になるかはわからない。わからないのだから、わからない。  わたしはまあそんなことをしていたので、ふっとあるきやすくなった。わたしは、そんな気になっただけではなく、実際に歩けるようになったのだ。  カーンと大きな音がした。  どこか。わたしはそんなことをいちいち記憶しない。だが、工事現場の音か。しかし、それがやってくるわけではないのである。  やってこないのである。やってこないから、わたしは、死にたくなったのである。ど

          アルチュセール

           アルチュセールの哲学書は、いまはけっこう手に入りにくい。レーニンと哲学とかは、なかなか手に入らない。  アマゾンでは買える。中古ではあるが。しかし、中古ではあるものの、まあまあよい。しかし、やはり新刊でそれを買うことはなかなかできない。  新刊でそれを買えれば、よい本が手に入る。茶色になっていない、白いページ。しかし、そもそも、もう刷っていないのだろう。  だから困るのだ。アルチュセールは、マルクス哲学者だ。マルクスのリバイバルは起きている。そこでは、しばしばマルクス主義者

          アルチュセール

          手で賭けをする

           どうしようかということを悩む、のはよくあることだ。どうしようかと悩むのは、なにをすればいいかわからないときだ。人生のことなどは、とくにそうだ。  わたしは、何をすればいいか。  そう悩めるのは、ある程度ゆとりがあるときのように思う。  ゆとりがあるとはなんだろうか?  ゆとりがあるのは、なにか差し迫ってないときだ。  受験勉強や仕事などをしないといけないとき、なにをすればいいか、と悩む暇はない、といいたいが、しかし、悩みすぎてなにもできない、ということもある。といま気づいた

          手で賭けをする

          昨日今日コーヒー

           昨日コーヒーを飲んでいた。  よく行く喫茶店で よく行く喫茶店はタバコが吸える。最近はそうでないところが増えた。  そうでないところが増えたから、引っ越した後、その店を見つけたときは嬉しい。グーグルマップにも乗ってない。名前はなにか覚えず、場所で覚えている。  おばあさんとおじいさん、というには、もう少し若い。ような夫婦がいる。五十代から六十代のあたりだ。その人は、奥さんは、水をくむ。旦那さんは、コーヒーをいれたりだ。  つまり分業している。わたしはそこでコーヒーを飲んだ。

          昨日今日コーヒー

          わたしのためのチューブの臭み

           チューバをしていた  わたしはしていた、ある日の六本木とか  というと  その脳内のインプラントは破裂した、  んなことは ないはずだ…  鉄道を盗むと空がけっこう空いていた  そこにある 密度のなさ。  にみんな抵抗をしている。抵抗とは  ある種の風景画に似ている、  とわたしのティーチャーはいっていた  赤い髪のなかの白い肌  あるいは 望遠鏡を盗んだ走り屋  ここらへんでは 盗むことも  一つの技術ではある。  歩く日と、歩かない日がある。  歩く日は一日から、は

          わたしのためのチューブの臭み

          コーヒーを飲むと

           キーとなって風が吹く  それをしゅるしゅると繭に織り込む  虫たちは発展した都市を  模倣することで進化したからわたしも  そのうちもっと膨大な数へと解けていく  熱意ある  宇宙たちの 苦しみに、  わたしはいつを書き込むだろうか   発展したいちじくには、  空の音を変える手立てが埋め込まれ  才能ある わたしの夜は  簡単には部屋を明け渡さない。  だからこそ、  なんとでもいえる スペースによって、  大量の夏が食い千切られた。  反応は悪く、  こうしていることの

          コーヒーを飲むと

          脳の姿勢

           理屈によって肩を揺するとき  風景たちは 一様に悪くなる。  背中から、明日へと進む日々が続いていく、  夏のように、鋭いカーブを  曲がりきるときの快楽を  滅多にない、そのそばの子供への鉄棒。  本当の予感のような、嬉しい鼠たちの殺した  殺したその理屈たち、わたしには、  はっきりと無理解である。  ここを洞穴として盗むときそこに  数限りない生命の抽象化が進んでいた…  わたしは、いつということも  知らないままだ 本当の不安について  語らないまま 夏休みを噛み

          脳の姿勢