夏目紗海
FromToの資金調達から掴む! 『前編』 ~スタートアップの調達方法とは
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FromToの資金調達から掴む! 『前編』 ~スタートアップの調達方法とは

夏目紗海

皆さん、初めまして(^^)
株式会社FromTo、インターン生の夏目紗海と申します。
私は大学で経営学を学んでいるので、FromToの業務では日々刺激を受けております!


今回はFromToのインターン生として、私と泉本が資金調達について、CEO宮城とCOO中田にインタビューをしました。
学生のみなさん!起業を試みている方々!スタートアップの資金調達の様子をぜひ覗いていってください。


【資金調達とは?】
会社が事業を行うために必要な資金を調達することで、その方法は大きく分けて3つに分類される。
株式による資金調達←今回はこれ!
②銀行からの借り入れ
③会社のもつ資産を売却することによる資金調達

金の卵を見つけて ~調達までの道のり~


泉本:資金調達にあたってまず何から始めましたか?

宮城:弊社はシード期のスタートアップです。そのうえでどのVC(=投資家)が我々のスコープにはまるのかをピックアップすることから始めました。

泉本:FromToにあった投資家の方を選ぶところから始めたということですね。

宮城:そうです。シード期のスタートアップは金の卵のようなもので、そこに投資するVC、かつ僕らの事業領域(行政・地方)をターゲットに入れている投資家をピックアップしました。

泉本:そのような投資家はどこで探したんですか?

宮城:「スタタイDB」というVCのリスト一覧があるんですよ。そこから一つ一つ会社のホームページを見て、ビジョンや相性を確認しました。

 泉本:何社ぐらいに絞ったんですか?

中田:最終的に3、40社ぐらいに絞りました。VC各社からFromToのビジョンや事業領域に興味を持ってもらえそうなところで希望順位をつけます。これに加えて今回は、浜松(FromToの支社がある地域)のファンドサポートに認定されているVCというのがありまして、これに該当するVCへ優先的にアプローチしていきました。このように僕らの希望と、その浜松認定VCの掛け算である程度絞り、そこから行政へのコネクションがあるか、人材紹介をしてもらえるかといった今後の事業成長へのサポート体制の三段階で絞っていきました。
 

資金調達は恋愛!? ~調達先との出会い~


夏目:先ほどからVCとの「相性」という言葉を使われているのですが、投資家は同じような業種に対して投資をするんですね!

宮城:まあそんな感じですね。ここでいう相性が良いっていうのを皆さんの身近に置き換えて考えると「恋愛」みたいなもんで、趣味が合う人とかだったら話しやすいじゃないですか。それと同じです。さらに自分のことをよく知ってくれている友人から紹介されたほうがその人と付き合う可能性が上がったりしますよね。一旦まずデートしましょうという流れが、今回の投資の話でいうと一回面談しましょうって話ですね。


夏目:なるほど!FromToとしては考え方や方向性を合致して同じ方向を向いて行けるようなVCを探したということですかね。 

宮城:はい、まさしく。追加で言うとしたら何かしら僕らに+αがあるところを選びました。たとえば、我々の代わりに自治体へ提案してくれそうとか、人材採用や広報支援に協力してくれそうなVCを探しました。

夏目: VCというのは資金調達先としてだけではなくて、彼ら自身も活動に参加するんですね。

中田:そうですね。VCサイドからすると将来的に投資した企業がガンガン成長して、上場して、「値段が上がったところで」株券を売りたいわけです。そのために投資した会社を手厚くサポートするタイプもいればほっとくタイプもある。僕たちとしては前者のほうが望ましく、投資した企業のお手伝いに前向きな気持ちになってくれるところを探したっていう感じですね。

夏目:知らなかったです。ありがとうございます。

泉本:調達先とはどこで出会うんですか?

宮城:大きく3つあります。1つはSNSで連絡をとるっていう手段です。2つ目は紹介ですね。このケースは、かなり確度が高いです。FromToでは1年前に出資してくれたライフタイムベンチャーズの木村さんという方がめちゃくちゃ繋いでくれたんですよ。で、3つ目がピッチです。約5分間僕らの事業説明をするイベントがあるんですよ。そこで僕らの事業説明をして、この起業家いいな、このスタートアップ企業いいなという感じでコンタクトをとるためのオファーがきます。

調達先との出会い方
①SNSでの連絡
②知人経由での紹介
③ピッチイベントに参加する


泉本:使った手段の割合としてはその三種類の中でどれぐらいですか?

宮城:今回の調達に関しては紹介とピッチイベントですね。

泉本:それはなぜですか?

中田:効率良く投資家との面談を取り付けられるのがこの二つでした。恋愛の例えで言うと一つ目の「SNSで連絡する」のは相手のことを良く知らないけど、肩書や自己紹介だけで判断するマッチングアプリみたいなものなんです。二つ目の「紹介」は知人経由で自分に合いそうな人を紹介して頂くというものです。三つ目の「ピッチイベントに参加する」というのが、お見合いイベントに行ってるみたいな感じです。男性側が一人ずつ自己アピールしていくと女性側がそれを見ている。終わった後にお互いの興味が合致すれば、個別連絡してデートをするといった仕組みです。



泉本:その中で調達につながりやすいのは、やっぱりピッチイベントなんですか?

宮城:ピッチは通常だとそんなに繋がらないんですけども、今回参加したのは、いわゆる紹介制のクローズドなイベントだったから参加した投資家の熱量が高かった。恋愛でいうと、付き合いたいと思ってる人たちが集まってくるような感じ。それで付き合う前提の状態の人たちに僕たちがもう自己PRをめちゃくちゃ熱く語るんです(笑)

泉本:それはやりたい事業に合わせて変えていくべきなんですか?

宮城:いや②と③は基本的に王道なので。ただ③のピッチはそもそも参加したい人達がいっぱいいるんですよ。その中で倍率みたいなのがあってなかなか選ばれないので、今回はいい機会をいただいたなと思っています。

泉本:今回の資金調達でSNSから資金調達に繋がったっていうのはあったんですか?

宮城:それはないですね

泉本:木村さん繋がりの方が多かったってことですね。

宮城:そうですね。一番可能性が高いのは②の紹介で、すこし範囲を広げて可能性がちょっとだけ高いのが③のピッチイベント。一番可能性も低いし、なかなか効率が良くはないのが①のSNSで自分で突撃みたいなものです。

泉本:個人的にSNSの方がいっぱい送れるので、そっちの方がつながる数が多いかなって思ったのですが違うんですね。

宮城:数は送れるんですけど、誰こいつって言われたりしますよね。「突然ですけど泉本さん好きです」みたいな感じで言ったら、「え、何?」みたいな感じじゃないですか。だから既読スルーとかになったりしますよね。


夏目:恋愛だと思って聞いてると話が入ってきやすいです(笑)

宮城:よかったです。恋愛でもいろいろタイプがあるじゃないですか。例えば、こうやってこういうふうにビッグになるんですよとか言って、それを応援したいという人もいれば、「いやいや無理でしょう。現実見なよ。」と言う人も当然いるんですよ。その時に具体的なステップを整えて単なる夢物語じゃ無い事を補足してくれているのが中田さんだったっていう感じです。

中田:補足するとですね、資金調達をするにあたってもベンチャーのステージっていうのが実はすごく関係してます。僕らのステージっていうのは、まだ初歩の段階なんですよ。その「始めるぜ」って言った時に、こいつやめるんじゃないかっていうリスクは当然VCは考えるわけですよ。なので、今回のラウンドに関してはその宮城さんの熱量とやりきる力っていうのが一番アピールポイントにするべきだし、それが伝わったっていう感じですね。

宮城:ありがとうございます(照)

移住が物語る覚悟 ~自分だからできたこと~


夏目:話は変わりますが、今回の資金調達にあたって自分の過去の経験や自分の強みが活きた部分があれば教えていただきたいです。


宮城:原体験は、僕が沖縄県出身で、その後東京で働いて、その後会社設立に至るのですが、浜松に事業の成果を出すために自ら移住までした、という覚悟が強みだとも考えています。
スタートアップは「山あり谷あり」というか、もう谷谷谷谷しかないみたいな感じ。だから、VCもせっかく出資したけど、こいつもやりきれないかなとか思ったりするんですよ。だけど他の企業と比較したときに、なんかこいつやり切れそうという印象がつくのと、なんなら移住までしているじゃんという印象はつけられるんじゃないかなと思います。

夏目:中田さんは、この資金調達に活きた自分の強みはありますか?

中田:決め手になったのが、宮城さんの熱意とかやりきる力が評価されてるんだと思ってます。僕自身は、補足とか、論点の整理とかを意識してフォローするように努めました。

宮城:僕からの視点で中田さんの強みをいうと、僕はビジョンとか構想とかはすごく大きく出してくるんですよね。でもそれを具体的にどうやってやるのっていった時に、具体的に落とし込んで、根拠みたいな感じのところを詰めていってくれるのが中田さんなので、そこはチームとして見たときにかなりバランス的にいいなっていう感じですかね。

夏目:お互いに補完し合っていて、ナイスペアだったということですね。
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さて!!本記事のインタビュー内容、掲載はここまでとなります!
後編はインターンの相方『泉本』が、精を出して執筆いたしました!大学生へのメッセージを中心に、盛りだくさんな内容となっていますの でぜひご覧ください。

資金調達について、楽しんで知ってもらえたでしょうか?「資金調達」ってなんだか小難しそうな名前をしていますが、実際にお話を聞いてみると、そこには人との「出会い」があり、その出会いが次の出会いへとつながり、会社を豊かにしているんだな~と感じました。「人」とのつながりナシにビジネスはできません。私も今から人的ネットワークを形成していきたいと思います!
それでは後編でまたお会いしましょう~


 


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夏目紗海