苦しいのは一人だけ
「・・・ほんとに、いいの……?」
「うん、これでいいんだよ」
私の頭がぶつかった机の角に、黒い血が着いてた。
キミに殴れたからだ。
少ししんどい、そして、眠い。
これで彼女もしあわせだね。
最近元気なかったよね、
それは、とっても辛かったよね、
それが爆発して、みんなに迷惑かけそうになっちゃったね、
でも、そんなことしたら、余計に辛くなるよ。
だから、ね
私を傷つけて、
私をキミより下にして、
私をキミが嫌いになって、
私を痛めつけて、
そうすれば、キミも他の人も傷つかなくていいよ
私が独りになるだけで何もかも終わるのだから
私以外の誰かが苦しんでるのはいやだから、
とくにそれが、僕と親しくしてくれた人なら、
だから、苦しまないで、
その苦しみは、私が受け取るから
「 だから、これでいいんだよ」