遊園地

豪華なせかいのなか、ぽつんと存在する。

アトラクションどうしの間にある暗い抜け道、せかいの隅っこにある小さなトイレ、あまり綺麗じゃないせかいの池、あまり人気じゃない小さなのりもの、改装中のエリア、

寂れた雰囲気があたりに散らばって、独特の雰囲気が漂う。

廃れてはいない、ただ、廃墟に感じるのと同じ感覚。それがあるだけ。

明るくて、でも末端は寂しい。

でも確実にみんなを笑顔にする。

それがこのせかい。

さあ、今日もだれかが、このせかいを訪れる。

ようこそ。

今日も楽しんでくださいね、

この夢のせかいを。