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最高の夜だね

私が彼の家に着く、荷物を下ろし一息ついた。
彼は私の靴を磨いてる。
靴を磨くという概念がないので、よくそんなことするなあ、と感心していた。
見て見て!綺麗になった!と嬉しそう。

私に尽くしてくれる彼を見つめて思う。
職場では私の彼はこんなことをしてくれるの!という話題が飛び交う。
周りの彼に比べ年齢も年収も低い。
奢られる、デパコスを沢山買ってくれる…という周りの自慢。
そんな話の持ちネタはなく、私はついていけずに口をキュッと閉じて静かに仕事をする。

でも私は家に遊びに行ってお酒をコンビニで買って、桃鉄をやる夜が世界一楽しいのだ。
私が楽しければ全てよし。


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