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空き缶を他人の家に投げ捨てた紳士

住宅街の道を歩いていたとき、少し前を初老の男性が歩いていました。グレイヘアーの上品そうな男性です。紳士に見えます。勤め帰りでしょうか。スーツ姿で片方の手には書類バッグを持っていました。もう一方の手にはドリンクの空き缶が入った透明の袋をぶら下げています。

「ゴミを家まで持ち帰るのは立派」そう思っていたのですが、やがて男性はある家の玄関わきにその袋をポーンと投げ捨てました。花壇の中です。そしてそのまま歩き続け、数軒先の家(おそらく自宅だと思われます)に入っていきました。

せっかく持ち帰った空き缶を自宅直前で他人の敷地に捨てるというのはどういう心理なのでしょう。興味が湧くとともに、人は見かけで判断してはいけないと改めて思いました。


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