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95 体育祭の行進練習

体育祭の練習が好きではありませんでした。中でも行進の練習。開会式と閉会式のときの入場行進です。吹奏楽部の演奏に合わせて全校生徒が一斉に行進します。生徒会の役員生徒が校旗を掲げて先頭を行き、そのあと各学年がクラスごとに続きます。

「列を乱すな!」「横を揃えろ!」「胸を張って歩け!」「下を向くな!」教師たちからひっきりなしに注意が飛びます。きれいに見せることが何よりも大事にされるからです。きれいに歩けていないと生徒たちは校庭を何周も歩かされます。「これで『合格』」かな?」と思っていると、朝礼台に立って全体を見渡す体育主任がどすの効いた声で「もう一周!」などと言うのを聞くと思わず生徒に同情したくなります。

私は体育祭の練習を否定しているわけではありません。競技によっては練習をしっかりしないと怪我をする恐れのあるものも少なくありません。練習を積むことによって気分がだんだん盛り上がっていくということもあります。また、行進が必要ないと言っているわけでもありません。きれいな行進を見るのは好きです。体育祭は観客を招いての行事ですからきれいに見せることも大事です。統一美に感動することもあります。でも、練習についてはなぜそこまでやらなくてはいけないのかと思うことが多かったです。体育祭の練習は全校と学年とに分けて行われましたが、全校練習はほとんどが行進と「ラジオ体操」でした。

さらに、他の方も書いておられたように行進の練習は昔の軍隊を思わせるものがありました。↓

体育祭の行進を軍隊と重ねる私がおかしいのでしょうか。


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