73 テスト前は生徒を励ます　　

定期テストの前にこんなメッセージを書いていたことがありました。２年生の学年末テストの前でした。

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学年末テスト１週間前になりました。試験範囲とテスト日程はすでに発表され、学習計画表もずっと前に作成してもらっていますが、準備は順調ですか？　「計画表通りなんて全然できてない！」という人は多いのではないですか？でもテストまであと１週間あります。計画をちょっと見直して、今からできる準備をしましょう。できそうにないことを目標にするのではなく、できることを確実にやることが大事です。

今回のテストは１年間の総まとめです。テスト範囲が「今年やったことすべて」なんていう教科もありますね。「全部なんて言われたってできるわけないじゃん」と言いたいところでしょう。３学期に学習したことが範囲でも、それまでの積み重ねが土台になっているので実質的には１年間の学習が範囲になっていると考えられます。つまり範囲はあってないようなものです。「そんな～、今からじゃ間に合わない！」と嘆くみんなの声が聞こえてきそうです。

確かに１年分の学習内容を１週間や１０日ですべて見直すのは不可能です。これまでの学習内容がしっかり定着していなければ見直しなんてできません。どんなん勉強も一朝一夕（大事な四字熟語！）にできるものではありません。日々の積み重ねで定着していくものです。だから毎日の復習が大事なのです。普段の努力を怠っているとテストのときにその「ツケ」が回ってきます。今になって「ああ、ちゃんとやっておけばよかった」と思っている人は多いのではないでしょうか。　

でも、嘆いてばかりもいられません。テストまであと１週間。真剣に取り組めばかなりのことができます。「１週間しかない」と言ってあきらめるのではなく、残された１週間を有効に使ってください。特に今まで怠けていた人は自分に発破をかけて猛勉強してみましょう。「今からやっても間に合わない」と考えるより「今からでもやれる」と考えて残された時間を有効に使う方が賢明です。

テストが終わるたびに反省表に「次はがんばる」と書いてきた人、そろそろそれも終わりにしましょう。今回も「３年生になったらがんばる」なんて書くことのないようにラストスパートをかけて勉強しましょう。３学期に入って猛勉強を始めた人がいます。授業中のクラスの雰囲気は最近とてもいいです。みんなだったらきっと良い結果を出せると信じています。グッド・ラック！

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生徒を励ますのは教師の大事な仕事だと思っています。