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SATCがつまらないと感じた方へ

1.エロいドラマではない
2.シーズン3から見て!
3.ニューヨークガイドとしての側面

『セックス・アンド・ザ・シティ』、人気があるみたいなので、観たけれど

「全然面白くなかった」「下品で痛いだけだった」

そんな風な感想を持った方も多いと思います。

実は、私も初めて観たときは今いちピンと来なかったのですが、20年以上にわたって何回も見直しているうちに、
「やはりよくできている。そして革新的なドラマだ」
と思うようになりました。

というわけで、SATCの魅力、面白さとは何かを解説していきたいと思います。

ポイントは3つ。

1.エロいドラマではない

「セックス」という言葉がついていることや、ヌード、大胆な性描写が登場することから、エッチな内容なのでは?と思われそうですが、エロがテーマのドラマではありません。

簡潔にいうなら

『女の人生いろいろあるよね!群像劇』です。

セックスや恋愛模様は、あくまでストーリーを進めていくスパイス、といった感じで、物語の要は、様々なタイプの大人独身女性が、幸せに生きるため奮闘している様子や、様々な人生の試練とどう向き合っていくか、です。

とはいえ、かなりきわどい描写や表現がガンガン出てくるので、家族や友達と観るのには適していません。

まずは一人で気楽な気持ちで見てみましょう。


2.シーズン3から見て!

シーズン1とシーズン2はまだ、実験的といった感じでシーズン3以降と雰囲気が違います。(もちろん、シーズン1,2もエミー賞などを受賞していて評価は高いのですが、これは物語性というよりも、それまでのTVドラマにはなかった新奇性(女性目線で性を語っている)が評価された背景があります。

普通のドラマだと思って、ストーリーを把握するために第一話から見始めると、何じゃこりゃ!?と思います。

世間的に面白いと言われているSATCの世界観やストーリーはシーズン3以降に確立されていきますので、シーズン3から観ましょう。

シーズン3から観るうえで把握しておいたほうがいいこと

主人公は全員シングルの大人女性4人。マンハッタンからスタテン島へ行くフェリーに乗るシーンから始まります。

キャリー:コラムニスト 
運命の相手だと思っていた男性(ビッグ)に本命と思ってもらえないので別れる。しかも、彼には結婚願望がなさそうに見えていたにも関わらず、自分より遥かに若い女性(ナターシャ)と結婚すると知り、大ショックを受けている。

ミランダ:弁護士
収入面や、社会立場的に格下と思われるバーテンダー(スティーブ)と、すったもんだあった末、とりあえず付き合っている。

シャーロット:アートディーラー
結婚願望が強いがまだ相手に巡り合えていない。

サマンサ:PR会社社長
運命の相手とか結婚自体を信じていない。常にセックスの相手、軽い付き合いのできる相手を求めている。

これらの基本設定を頭の片隅に入れておいてから、シーズン3から見始めてください。


3.ニューヨークガイドとしての側面

SATCの大きな魅力のひとつはニューヨークで撮影されていることです。

NYの実在する場所が登場するのでまるで観光ガイドを見ているような楽しさがあります。

さすがに少し情報は古くなりましたが、おしゃれなバーやカフェなどが出てきてNYにいるようなワクワク感が味わえます。

ということで

SATCは

1.女の人生いろいろあるよね!群像劇

であり、

2.シーズン3から見始めて

3.ニューヨークの街を楽しむ

それがSATCの良さに気づくコツです。


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