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「SATC」・「デス妻」類似キャラと対比

最初に「デスパレートな妻たち」のプロモーション画像を見たとき、4人の女性がかっこよく並んでいるのが「SATC」味があるなと感じました。

実際に観てみて、まるで意図したかのようにキャラクター設定も類似していることに気づかされます。

というわけで、主要キャラはもちろん、サブキャラも含めて同じようなポジションのキャラクターをまとめてみます。

キャリー:スーザン(男性依存・影響型、不安定、下記3人の要素融合型)
ミランダ:リネット(知性派、論理的で弁が立つタイプ、弱気な時もある)
シャーロット:ブリー(基本的な思想は保守的、でも大胆な行動もする)
サマンサ:ガブリエル(自由奔放、根はいい人、自尊心が強い)

まず、これは分かりやすいですよね。
イーディーがサマンサ説もあるのですが、サマンサは、友達のパートナーとは寝ない、という変な義理人情があるんですよね。友情を重視している。
セクシーという点では共通してますけど、本質的には違うタイプだと思います。

ちなみに2007年頃、キムキャトラルが「デス妻」にイーディーの親戚としてゲスト出演するという噂がありました。
結局、ただの根も葉もない噂だったのですが、実現していたら、面白かったでしょうね・・・。

ビッグ:カール(裕福で余裕がある、軽薄さと誠実さが共存)
エイダン:マイク(典型的な素朴系アメリカ人男性、愛犬家)
バーガー:イアン(ネチネチ、自分に自信がないタイプ)

ストーリー展開や関係性ではなく、単純に正確で分けました。
ビッグとマイクを対比する声もあるんですけど、タイプしては違いますよね。ペトロフスキーは「デス妻」にはいないと思います。一方通行な恋愛をするタイプ。

スタンフォード:ジュリー(良き相談相手)

キャリーにとって真の友人は実はスタンフォードでは?と思います。
同性同士の嫉妬とかがなく、計算なしで腹を割って話せるわけですし。そういった点で、かけひきなしで仲良くできて、適切なアドバイスをくれる関係性といえば、スーザンの場合、娘のジュリーがキャリーでいうスタンフォードポジションだと思うんですよね。

スタンフォード:バーン(←ガブリエルの友達)

これは、ほとんど同じキャラ。途中から声優も岩崎ひろしさんで一緒なのも面白かった。
都合が良いファンタジーですが、女性にとっておねえの友達は、損得関係なしで付き合える、友人として一番の存在になりうるんですよね。

トレイ:オーソン(保守層女性の理想の結婚相手)

カイルマクラクラン、良い俳優ですね。ひと癖ある人物の演技が最高です。
それぞれ、医師と歯科医で、二人とも、母親に問題を抱えている。
紳士的で、保守的な女性からは結婚相手として魅力的に映るタイプ。
似たような女性(シャーロット、ブリー)のロマンスの相手として、また、二人とも初夜までは身体の関係を持たない、と共通項がありました。

「車だって試乗してから買う!」サマンサ、ガブリエルの意見も一致していましたね(笑)

ただ、トレイの性生活は前途多難でしたけど、オーソンはテクニシャンでしたよね。視聴者には、オーソンにも何か問題があるのでは?とミスリードさせて。
マークチェリーは、ここらへんも狙って制作していたのか、気になるところです。

ビル:ビクター(強引な政治家)

シーズン3スタテン島でキャリーが出会った政治家、そして、ガブリエルの再婚相手。
同じ役者、同じ職業。意図的だったのかとても似ていたキャラクターでしたね。恋愛に対して積極的なタイプ。実年齢が見た目より若くて驚きました。

まだまだ、キャラクターを挙げたらきりがなさそうなのでここらへんで止めておきます。

メイン4人の様に、人間って大まかに分ければ4タイプなのかなあと感じます。「SATC」フォーマットとでも言うんでしょうか、「ミストレス」とか「カシミアマフィア」、「GIRLS」、「プリティリトルライアーズ」もそうでしたよね。

「SATC」:
「ミストレス(UK)」:「カシミアマフィア」:「GIRLS」:「プリティリトルライアーズ」

キャリー:
ケイティ:ミア:ハンナ:アリア
ミランダ:
シボーン:ゾーイ:マーニー:スペンサー
シャーロット:
トルーディー:ジュリエット:ショシャンナ:エミリー
サマンサ:
ジェシカ:ケイトリン:ジェッサ:ハンナ

「N.Yガールズダイアリー(The Bold Type)」とかも面白いですけど、やっぱり4人いないと物足りない。「TBT」は、たぶんシャーロットポジションがいない・・・。

私はキャリー、○○さんはサマンサかなあ・・・なんて思いながら観るのが楽しいんですよね。

「ゴシップガール」や「エミリー、パリへ行く」も、明確にキャラの違う、4人主人公設定だったら、もっと多様な面白さが期待できたのでは、と思います。

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