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支援メモ📝 【 影をつくる 】

【 光さすところに必ず影あり 】

 どうしても人は 暗がりを怖れるあまり避けて通ろうとするけど、この世に影のないところなんてないってことお気づきでしょうか。

 「光の画家」の異名で知られるレンブラントの名画をみてもわかるように、ヒカリを魅力的に描くにはの有用性をしっかり獲得していることが大前提になります。

 影は光の立役者とも言えるのです。

 には【陰・蔭・翳】など多様な漢字があり意味をググるとwikiには「物体や人などが、光の進行を遮る結果、壁や地面にできる暗い領域」のように書かれてます。

 と同時に心理や性格においても比喩的に暗い性格の人を「影のある人」と呼んだり、印象の薄い人を「影の薄い人」と揶揄したりします。

 は多くの場合、ネガティブな捉え方で悪口のように用いられますが、この(=暗い部分)というのは、先述の光と同じように 明るい部分を照らす立役者であり なくてはならないパーツなのです。

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 小さい頃からの大切さに気づいてはいました。

 けれども 自分と他者はちがうので わたしがいくら暗がりの魅力を説いてもの部分を覗くことを極度に怖れ 明るく振る舞うことに躍起になってる人々には いっこうに届きませんでした。

 たしかに認めたくない気持ちもわかります。暗いところをみるのはしんどいですからね。

 けれども時と場合により それがかえって楽なときもあるのです。救われるといったほうが適当かもしれない。

 自分が落ち込んでるとき、つまりは自分がになっちゃったとき、それを避けられるのは非常にキツイですよね。自分でさえ自分の弱さ(=)が認められず、必死でをやめようとする状況だとますます辛くなると思います。

 そんな折、わたしのようにを受け入れる人が側にいたり、受け入れる環境があればどうでしょう。ずいぶん気持ちが楽になるのではないでしょうか。

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 読んでいただければおわかりの通り もちろんわたしもメチャクチャ弱い人間ですから これは自分自身のためでもありまして わたしとしてもそういう状況を欲しています。

 ですので今回企画する こどもアトリエ「ごっこ」では影を受け入れやすい環境づくりに努めたいと思っております。

 それが今回主題となる「影をつくる」につながるわけですが、ほんとうに 影あるところでは影が安らぐ のです。

 具体的にはまずわたしの人間姿勢。これはこうしたノートを読んでいただければ明白だと思います。

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 ごっこではさらにもうひとつ 環境にもこだわります。

 利用者用はわかりやすくスヌーズレンです。暗がりをつくりチルアウトできる場所をつくります。パーテーションを立てたり、角をつくって視線が気にならないようなをつくります。

 また特徴なのは職員用にも影をつくることです。

 以前弱い者同士で助け合いたいと書きましたが、弱い者たちが気持ちよく仕事できる環境に「逃げ場所」は欠かせません。

 まずトイレですが、できれば全て個室仕様にしたいと思います。トイレの数にはこだわらないので、一個集中型で、完全個室の人目や音が気にならないつくりにしたいところです。

 また余裕があればトイレとは別にレストルームをご用意したい。

 過去には喫煙室や給湯室みたいなのが必ず会社にはあって そこが便宜上逃げ場所になってました。でも最近ではこうした場所さえお局様、勘違い上司などの侵入を許し外と変わらぬ縦割り社会が蔓延している。

 そうじゃなくわたしがつくりたいのは完全 組織から離脱した自由空間です。基本一人用の2畳にも満たない小さな空間ですが 完全プライベートが守られるレストルームとなります。(自分勝手に利用されるとマナー違反もあり得ますので、レンタル予約が必要です。シェアルームなので大切に取り扱ってください)

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 もともとを大切にしていたし影をつくることは嫌いじゃありませんでした。

 ただやりかたとしてはを見せないが主流なのです。あってもないことにして みんなホワイトで打ち消して 明るく元気な一面だけを見せる。

 このやりかたは一見健康そうですが、それは健康である条件つきなのです。少しでもがさすと途端に煙たがられエリートコースから降格したりする。

 だからわたしは断固このやりかたには反対の姿勢を貫きたいと思っていて 逆にはじめから影をつくり見せていくことによって 今現在影にある人、過去に壮絶な影体験をお持ちの人なども参入しやすく居心地良い場所がつくれるのではないかと考えているのです。

 べつに不幸体験で競い合いたいとかマウントを取ろうなんて気はさらさらありません。

 言いやすい環境をつくりたいのです。人に話してどうともならない悩みも多いでしょうが、隠すか隠さないかでだいぶ生きやすさは変わってきます。話さなくてもいいんです。話したければ話してもいいっていう空気感があればそれでOK。

 こうしても晒しておくことで 引いちゃう人は引くだろうけど 読みたくなければ読まなければいいだけの話だし カギは開けておいてオープンにして いつでもどうぞと 胸襟をひらく姿勢をアピールしたいのです。

 だからこれからもをたくさんつくりたいし 思ったことは正直晒して ちがうと戒められたら考えなおしたりしながら 「あーでもない こーでもない」 みなさんと共に 弱者の拠り所 居場所をつくっていきたいと思っております。

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