高速戦隊ターボレンジャー、第20話「暴魔族はるな🏍️」
テーマは
敵を欺く時は、まず味方から
モウドクボーマに噛まれそうになったはるな(ピンクターボ)を助ける為に自らを犠牲にした洋平(ブルーターボ)。
彼は全身を毒に侵されて、腐り…そして24時間で精魂尽きる状態になってしまう。
しかし、太宰博士によっても毒の解析は行えず、洋平は命を蝕む猛毒に苦しむ。
尚、解毒剤は暴魔百族しか作り方を知っていず、特別な調合が必要(今話ではズルテンがその解毒剤を持っていた)。
生身でズルテンとモウドクボーマに挑んだはるな。電柱に頭を打ちつけてしまい、記憶を失ったはるなは暴魔族はるなとなって、敵となり力達に襲いかかる。
力達ははるなを含んだズルテン達に悪戦苦闘、敗北への道筋を辿ってしまう。
そんな時に力に向かったモウドクボーマのキバ。
その身代わりになったのは、暴魔族はるなであった。
「ヌ!まだお前に死なれちゃ困るってんだ!ほれ!ちょっと不味いぞ。」とのズルテンからの絶大な信頼と共に解毒剤を手に入れたはるな。
復活した洋平と共にターボレンジャーの窮地を救う。
今話は敵はおろか味方も欺いたはるなはが主役の回。
バイクで力達を撥ねるシーンや、彼らに機関銃を向け、手榴弾を投げ込むシーン…。
少しやり過ぎてないか?と感じてしまった自分も居たが、全てを包み込むラストシーンでのはるなの言葉により全てが救われた。
「もう一度特訓しますからね!」by.森川はるな
今話の神セリフはこちらを選ばせて頂いた。
よくよく今話を見返してみても、はるなの攻撃は力達の急所は捉えていない。
しかし、敵も欺かないといけないから手は抜けない。
……だから特訓なのだ。
本気の攻撃だったからこそ、ズルテンも信用するしかなかった。
普段一緒に生活・仕事をしている家族や仲間には甘えが出る。
甘えは緩み、緩みは妥協を生む。
大切な洋平の命を守る為に悪になる事に全振りしたはるなに迷いは無かった。
だからこそ、ウィンクをしながら
「ピンクターボ参上!な~んちゃって」と言ったシーンには緊張からの緩和で息が抜けてしまった。
尚、彼女が決戦の場所に選んだのはモアイの丘。
モアイ像には集落を守る意味合いがあるらしく、彼らは集落の方を向いて作られているのだという。
集落=洋平
一部のモアイは海の方向を向いている説もあるのだと良い、これもブルーターボ(洋平)を意味していると考えると、はるなの愛が伝わってくる。
自分が受ける筈だった苦しさを代わりに受けてくれている洋平への想い。
是非、今話で確認して頂きたいと思う。
支えられている人を想い出しながら。
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