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高速戦隊ターボレンジャー、第6話「ヌルルッ!暴魔ゾンビ🧟‍♂️」

この汚い川の水を飲み干してくれるような怪獣がいたら良いな……

今話のテーマは環境破壊と自然回復。

工場や人々が汚染してきた河川や海、そして山や空。
祖父が再び元気に漁をする姿を思い浮かべるヒロシとミサ。
ペロペロボーマによって、汚染された川は綺麗になるが、代わりにターボレンジャーの攻撃がことごとく効かない暴魔ゾンビが人々に襲いかかる。

人々が進化する為に、汚れてしまった自然界。
その代償にボーマ獣による攻撃を受ける人々……。
そして、太宰博士が進化させた武器によって倒されるペロペロボーマに暴魔ゾンビ。

私的には、なんとも考えさせられる作品になった。

先人達は、人類の発展に必死だったであろうと思う。その必死さが環境の事を考えるという客観視を消し去った。
壊れた環境は風景になり、当たり前のようにゴミをポイ捨てする人が出てくる。
今となり自然に優しいエネルギーが開発される等、壊れた自然の回復が図られてきているが、私達が作り上げてきた地球は、もう元には戻れない。

ただ、人は我が儘な生き物だ。

その代償で襲われる事を受容できず、結果的に武器を強化したターボレンジャーによって、消火させられる。

今話の神セリフは、そんな壊れた自然界に向けての決意を込めた、森川はるなのセリフを挙げてみた。

「この川を綺麗にするのは、私たちとヒロシくん、そしてミサちゃんの務めなのよ。」by.森川はるな

今と未来で自然を守る。長い年月をかけてできた今の地球だからこそ、その何十倍……いや何百倍の時間をかけて守る事が大切なのだと、思い知らされた。

壊れた物は完全には回復できない。

だから、長い時間を人々と共存できる様に努める。

そう、いつの日か地球が無くなる時に、運命を共有できるように。

今話から登場した
GTソード
Tハンマー
Jガン
Bボーガン
Wステッキ
その強力さにも目を奪われたのだが、私が感じたのは、それをすぐに自分の物として使いこなす彼らの吸収力と、回を重ねる毎に強くなっている戦闘力の凄さである。
前回までの彼らの闘いには、正直上手さは感じられなかった。
大切な人を助けたい気持ちで突っ走ってきた彼ら。
その気持ちに戦闘力が乗っかったターボレンジャー。
自然を守る彼らのこれからの闘い方にも注目をして、私自身もまた新しい神セリフを探していきたいと思った。

私達が生きていく中で、携わってくれた多くの人。
支えてくれた人も居れば、自分の気持ちを壊しすように動いてきた人もいるだろう。

壊れた心も自然と同じで完全には回復しない。

だからこそ、人を傷つける事も当然ながらしてはならない。

そう、負の遺産を未来に残さないように。

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