高速戦隊ターボレンジャー、第14話「参上!さすらい転校生🌠」
今話は神セリフが最初のシーンで登場する。
「漸近線というのは、どこまで行っても決して交わる事のない線の事を言いまして。まぁ、何と言いましょうかねぇ…。いくら想っても叶う事のない私の片想いのような、そんな切ない線なんですよねぇ…。」by.山口美佐(山口先生)
テーマは転校生
力達の通う武蔵野学園高校に突如として現れた転校生、「流星光」。
流れ暴魔ヤミマルと言う彼は、ターボレンジャーより遙かに優れた身体能力で彼らに襲いかかる。
そう、今話は流れ暴魔ヤミマルの登場回である。
彼の使う流星剣はターボレンジャーの必殺技であるプラズマシュートも斬り破り、強さも今まで登場してきた暴魔獣と比べ物にならない。
漸近線…。
関数上でx軸、y軸に決して交わらない曲線。
決して交わらなかったターボレンジャーとヤミマル。
今まで交わって居なかった人に運命を掻き回される瞬間は、誰しも経験した事があると思う。
自分より優れた才能を持っている人が近しい存在になる時、同じ部署に自分と同じ様なキャラが入ってくる時、今話で登場するヤミマルは前者である。
非凡な才能を武蔵野学園高校の生徒に見せつけるヤミマル。
しかし、彼の後ろ姿には寂しさが見えていた。
漸近線はy=1/xの式で表される。彼がどんなに非凡な才能を出してもyの数値は爆発的には伸びてこないのだ。
「友達になりたくて…」
劇中で彼が力に話したこの言葉が全てを悟っていると私は思った。
暴魔百族にも入れず、封印されるにも値されなかったヤミマル。
2万年もの間、たった一人で修行の日々を送っていた。…そして、自分と同じ才能を持つ力達に出会った。
力達には仲間が居る。仲間の力が増えればチーム力も上がる。言わばy=5xの直線だ。これに太宰博士や妖精シーロンの力が+される事でいくらでも力は上がる。
ヤミマルも信じられる仲間が居れば、自分の力を何十倍にも伸ばす事が出来た。
次回の話へ決着は持ち越しにはなったが、ターボレンジャーの強さは真っ直ぐな個々の思いが各々の弱点を補う形でチームになっている所だ。
適材適所という言葉がある。
弱点は自分の努力だけでは、得意を越えられない。
信じられる仲間に弱い部分は頼る。
自分の生きる場所を見つけるのも大事な仕事だと私は思う。
仕事の話より雑談力。
仲間の特徴を読み取り、仕事上でも報・連・相を支える根回しが行いやすくなる。
そう、雑談力が優れている人は、周りからの情報を多く得る事が出来る。
仕事上でのコミュニケーションに悩んでいる人こそ、まずは相手の懐に入る所を意識してみてはどうだろう。
きっと、輝く貴方の才能が貴方しか出せない形で会社の力になるはず。
y=♾️x+♾️
色んな物を補い合える、そんな方が増えると良いな。
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