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超獣戦隊ライブマン、第49話(最終話)「大教授ビアスの崩壊!!」

「僕は大教授ビアスの頭脳を持ったまま若返り、少年王ビアスになったのだ。僕にはたっぷりと勉強できる時間ができたという訳だ。僕はもっともっと勉強する。そして、大きくなったらもう一度大教授ビアスになるのだ。その日を目指して僕の勉強はもう始まっているのだ。」

まずは、恒例のあらすじから📖
今回もこちらの管理人さんのブログをご参照下さい🙇✨️

少年王ビアスが脳を操ってから頭脳獣を生み出す姿に、その少年王ビアスによって顔を踏みつけられる勇介。
そんなセンセンショナルな場面からスタートする最終回。

地球を襲うデンシヅノーの総攻撃。そして地球へ発進したヅノーベース。
スーパーライブロボによって、ヅノーベースは地上へ墜落するのだが、そこから出てきた少年の姿をしてビアスにめぐみはトドメを刺すことができない。
「心を取り戻して真人間になる事を祈っている……」とめぐみがトドメを刺せない事を指摘するビアス。
尚、今回の神セリフは最終場面でのメンバーのセリフを選択するべきだとも思うのだが、私的に今話はめぐみがそんな少年王ビアスにかけたセリフを選ばせて頂きたいと思う。

「弱いのはあなたよ。あなたにこそ、子供の心が残ってるのよ。また人生がやり直せるかもしれないけど、別な生き方をすれば、別な人生が……。大教授ビアスになるよりそっちの方が素晴らしいかもしれない。」by.岬めぐみ

“別な生き方”
多くの人が直面する人生の失敗や挫折。
消したい黒歴史といわれる人生の汚点、誰もが一つはもっているのではないか?
自分の私欲を満たす為に多くの人の命を弄んだ大教授ビアス。

傲慢な私欲が産み出した悪の道。

その道を正しい方向へ導こうとしためぐみの言葉は、そんな大教授ビアスの悪路をも正そうとしている。
そんな彼らの信念が垣間見えたこのセリフに、見ていた私は胸を打たれた。

ビアスの私欲は集めた脳の私欲によって崩され、ビアスはまた年老いた姿に変貌を遂げる。

それはまさに崩落、、、。

悪事は、、、必ず巡りにめぐって自分に返ってくる。
……そんな場面であった。
自分の為に弄んだ命に裏切られるビアスの背中はとても小さく、弱々しく見えた。

人として生まれたからには、人の為に。
その行いが一人一人の絆を生み、きっとその絆が自分を救ってくれると私は思っている。
勇介がデンシヅノーを仲間に託し、ガードノイドガッシュを倒しに向かった場面。この場面にも勇介のバックボーンが強くたくましい様子が手に取るように分かる。

それに相対し、ビアスのラスト。
ガッシュとの会話については、自分から離れていった人々の声が幻聴の様に聞こえる等、ビアスのバックボーンの薄さが垣間見える場面になっている。
そんな中で、爆発するヅノーベースの中でガッシュがビアスにかけたセリフは、ビアスを思いやるガッシュの優しさが見られる。

“花火”

そう比喩されたヅノーベースの爆発。
ビアスが新しい命として“やり直す門出・祝福”として、私は捉える事ができ、そしてその言葉には私自身、涙が溢れてきた。

人生は一度きりである。
だからこそ、人から憎まれる人生には面白味が無い。
自分の人生を少しでも美しく、より良いものにする為に、そして命の最後にガッシュの様に作り話でも“良い人生だった”と思わせてくれる人を一人でも多くつくれるように、、、。

“別な生き方”

それについて今一度、考えてみて頂きたいと思う。

最後に、今話の最後のシーンでライブマン達が言っていたセリフを添付致します。
誰がどのセリフを言っているか、本編でご確認して頂きたいと思います。

人に誇れる生き方について、今一度考えて頂きながら。

※以下、最終場面
爆発したヅノーベースから飛んできた、ガッシュの頭部、そのビデオアイで写し出されたボルトの映像。そこを見ながらのライブマン達のセリフ。

「美しい物は、何一つ映ってないのね…。」「彼らはもっと、美しい物に気付くべきだったんだ…。」
「この星の、美しさにね。」
「何故この星が美しいか。それは多くの命が助け合い、譲り合いながら一生懸命に生きているからなんだ。」
「皆と一緒に生きる素晴らしさが分かってくれたら、決してこの星を支配しようなんて考えが浮かばなかったんだ。」


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