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高速戦隊ターボレンジャー、第16話「射てVターボバズーカ💥」

Vターボバズーカは完成した。

しかし、ターボレンジャーは流れ暴魔ヤミマルの流星剣を喰らい変身どころか、妖精シーロンの姿も見えず、声も聞こえなくなってしまう。

そして判明する、幼少期の力達に共通して起きていた不思議な体験。
妖精の木の光に誘われ、彼らはラキアの森へ急ぐ。

今話のテーマは再動へのエネルギー

変身すら奪われ、目の前には強敵の流れ暴魔ヤミマルと彼が送り出した暴魔獣コブボーマ。
絶体絶命の時、彼らの口からはネガティブな言葉が聞かれた。
自分も高校生の時、何事も勢いで行動していた。
友達と遊ぶ時も好きな人へアプローチをする時も、そしてヤンチャする時も。

考える前に行動ができていたから、ある意味後に考えてゾッとする事もする事ができた。

力達もどちらかと言えば思いで動くタイプの若者。
考える前に真っ直ぐな気持ちで動けていたから、彼らは強かった。

そして、そんな彼らは色んなピンチが立て続きに起き、命の危険が生じた事で冷静になってしまった。
考えると怖い事、実は世間には溢れている。

苦手な人と話さなければいけない場面。
自分のミスを上司に報告しなければならない場面などなど…。
自転車も自動車も初動には、物凄いエネルギーを使う。
彼らも同じだ。怖い事へ挑まなければいけない時、流れが止まった彼らが再び動き出す時にも同様にかなりのエネルギーが必要なのである。

今話の神セリフはそんな彼らを再び動かした力の言葉を選ばせて頂いた。

神セリフ
「へこたれるな!俺たちが地球を守らなければ、誰が守るんだ!?」by.炎 力

力は、ヤミマルの流星剣を素手で止めながらその言葉を大地達に言い放った。
そして、彼らは戦う意識を取り戻し、ヤミマルとコブボーマに挑む事ができた。

ターボレンジャーになる為に必要な特別な光は、傷付き倒れた妖精達の聖なる魂の光である。

傷ついた彼らの姿に背中を押される様に、妖精達も全力の愛で彼らに温かな光を授けたのであった。

その再動になった力の言葉。

人は使命感に背中を押される事が多いと私は思う。
力がボロボロになりながら、危険の先頭になって仲間を鼓舞している姿は今はあまり見られなくなったリーダーの背中に重なって見えた。

そんな彼らの正義に溢れた光は、Vターボバズーカとなり、ヤミマルとコブボーマに襲いかかる。

無論、敵に勝ち目は無い。

今、リモートワークや業務の個別性も重なり、薄くなっているチーム力。
ノッテいる時は良い。ただ、失敗して落ち込んだ時には、人は動き出しに物凄く時間がかかる。

自らリスクの先頭に立って、動き出す為の「初動エネルギー」を与えてくれる上司。
古い考えなのかもしれないが、時にそんな存在も必要なのではないか。

逆に使われる方の人間も、背中を押してもらいやすい自らの環境整備を行なっていく事も時として必要なのかもしれない。

話は変わるが、今話で力達がピンチになった時に妖精シーロンが放った全力の光。
小さい存在でも強大な敵に一矢報いる事はできる。イエスマンになりがちな私の背中を確実に妖精の小さい手で押してくれていた。

是非、何かの失敗で動き出すまで時間がかかっている方は、今話の力達に背中を押してもらって頂きたいと心から思う。

きっと明日には今日より軽い足取りで一歩が踏み出せると思うから。

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