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悲しいうた(自己否定編)〜私訳"Holding Back The Years" Simply Red

英国のバンド、シンプリーレッドのデビュー曲です。
この曲と出会ったのは心を病んでいた中学生の頃、物憂げなのに搾り出すような歌声にとても惹かれて、来日コンサートにも一人で行きました。
それから35年近く経ったいま、悲しい気持ちのときにこの歌を耳にして。
まさか、こんなに重たくつらい歌だったとは。
中学生の時のわたしにも、大きな心の痛手を受けたいまのわたしにも響くはずです。


「ホールディング・バック・ジ・イヤーズ」


自分を抑え続けてきた日々
ずっと晒されてきた恐怖のことを振り返っている
過去の怯えを だれか 聞いてくれるとしたら

父からの重たい期待に苦悩し
与えられることのない 包み込むような母の優しさを欲し
鬱屈は遅かれ早かれ 破裂しそうだった

それでも頑張ってきた
それでも耐えつづけてきた

誰にも話せなかった日々
置かれた狭い環境から逃避する機会さえ諦め
人知れず涙してきた
涙なんて見せたところで 自分が成長するわけもなく
数え切れない涙は すべて無意味で
こんな年月もすべて無駄だった

救われる可能性なんかありえない
俺なんて
なにもできないさ

それでも頑張ってきた
それでもずっと頑張ってきた
耐え続けてきた
ギリギリのところで

ああ、もういいよ

数え切れない涙なんてすべて無意味だった
こんな年月もすべて無駄だった
救われる可能性なんかありえない
永遠にない 俺なんて

それでも頑張ってきた
それでもずっと頑張ってきた
耐え続けてきた
ギリギリのところで

今日のところは
話せるところは
このあたりまでで…

ーーーーー
Holding back the years
Thinking of the fear I've had so long
When somebody hears
Listen to the fear that's gone

Strangled by the wishes of pater
Hoping for the arms of mater
Get to me the sooner or later

Holding back the years
Chance for me to escape from all I've known
Holding back the tears
'Cause nothing here has grown

I've wasted all my tears
Wasted all those years
And nothing had the chance to be good
Nothing ever could yeah, oh

I'll keep holding on
I'll keep holding on
I'll keep holding on
I'll keep holding on
So tight

Well, I've wasted all my tears
Wasted all of those years
And nothing had the chance to be good
'Cause nothing ever could, oh, yeah
Oh...

I'll keep holding on
I'll keep holding on
I'll keep holding on
I'll keep holding on
Holding, holding, holding

Ahh, la-la, la-la, la-la
I say ooh yeah
That's all I have today
It's all I have to say

1986 Mick Hucknall、Neil Moss

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