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妻との出会いエピソード④〜華麗にエスコートされる私〜

満を持しての彼女(妻)とのご飯。
私はとても楽しみにしていましたが、
そのお誘いを当時彼女はどう思っていたのか。
その時の記憶は今の彼女にはもう無いので、
タイムマシンがあるなら聴きに行ってみたい
ものです。

車椅子に乗って現れた彼女。

(私)「押していくね!」
(彼女)「ありがとう。お願いします♪」

ということで、
自分からさっそく提案してみた私。
(出だしは良し!)

車椅子のハンドルを握ってお店に
一緒に向かうわけですが、
嬉しい反面…非っっ常に緊張しました。

(心の声)
「お店の場所、事前に下調べして一回道を確かめに行っておいて良かった。。」

スピードは速くないか
コーナリングはスムーズか
段差が少ない場所を選んで進めているか…

車椅子を押すなんて
普段した事ないので、気持ち的には
ドッキドキです(笑)

そんな中、
彼女はもちろん乗り慣れているので
車椅子のおし方について、
色々ポイントやコツを教えてくれました。

「エレベーターに乗るときは、
向きを変えてバックするように乗ってくれると、目線の向きが合うし、他の人も乗り降りしやすいからありがたいよ。」

「段差がある時は、
少しウィリーするようにハンドルに体重をかけて前輪を上げてくれると、スムーズに進めるよ。」


などなど。

なるほど!!!
初めて知りました!

彼女をエスコートするつもりが、
彼女にエスコートしてもらうことにw


少しだけ今の話をすると、
「車椅子に乗るのってどんな感覚なのだろう。」
そう思って、たまに妻の車椅子を借りて近所を散歩してみることがあります。

普段、自分が歩く時に気にもしない段差が、
車椅子だとたちまち障害物に感じるほどの
感覚になります。

いつもなら行ける道が行けなくなったり、
急な坂道となると、蛇行しながらじゃないと
進めなかったり。
体験してみて、初めて知ったな。
そんなことを感じています。

さて、お店に入って、
色々料理が運ばれてきたのも束の間、
彼女は色々な、本当〜〜に色々な話を
聴かせてくれました。
・インターンシップに行ってること
・ボランティアサークルでの活動のこと
・一人暮らしでのこと
・大学での勉強のこと
・高校で取り組んだ活動のこと
・AO入試の時に書いた内容

などなど。

すごいです。

ずーーーっといろんな話を聴かせてくれました笑

ヤバい…ご飯を口に運ぶスキがないw

間髪入れずにとは、まさにこのことかと
思いました。
色々話を聴いていると、不意に彼女が

(彼女)
「実はさ、高校生の時に記憶を無くしたことが
あるんだよね。」

と話してくれました。

最初聴いた時は、
どういう事なんだろう?と思いました。

「記憶が無くなる?
事故などで一時的に前後の記憶がなくなる
というのはテレビで観たことはあるけれど、そういうことではないのかな?」

話を聴いてみると、
そんなレベルの話ではありませんでした。


〜つづく〜

妻の”初体験”を共に体験して、新しい物語を執筆していくために役立てたいと思います。観たことのない景色や食べたことのないグルメ、新しいモノとの出会いに活かします♪よろしくお願いします✨