見出し画像

2024J1第6節横浜Fマリノス対川崎フロンターレ

〇横浜Fマリノス 433
GK:ポープ
DF:松原、上島、畠中、永戸
MF:渡辺皓、喜田、植中
FW:エウベル、アンデルソンロペス、宮市

〇川崎フロンターレ 4231
GK:ソンリョン
DF:瀬川、ジェジエウ、高井、三浦
MF:家長、橘田、瀬古、遠野
        脇坂
FW:エリソン

〇マリノス保持VSフロンターレ非保持
フロンターレの1列目はエリソンと脇坂、早くCBにアプローチに行きすぎてアンカーの喜田を空けてしまう。また喜田を見るのを忘れたりサボる瞬間があり喜田に前向かれてピンチを招く。CBにウイングが外切りで立つ分、余計にCBから喜田へのパスは通りやすいし簡単にウイングが置いてけぼりにされるためSBも時間がある。比較的プレッシャーを受けないため永戸は、SBの背後を狙う宮市や植中へのミドルパスを実行できた。
これを見かねた川崎は1列目の守備方法を少し変える。脇坂はまず喜田をマーク。喜田を見つつCBへプレスに行くように。
また遠野が積極的にCB(たまにGKにも)プレスに出ていくようになる。
しかし出ていくタイミングが早すぎるため、逆に空けたスペース利用され回避される。
前進はここまでの数試合に比べ簡単に出来るマリノスだったが
受けに降りてくるロペスへの縦パスを容易には通させない橘田と川崎両CB。
いくつかの擬似カウンターや3度(前半24分 35分 43分)コーナーから決定機を作るも、川崎の牙城を崩すことはできずに前半を折り返した。
〇マリノス非保持VSフロンターレ保持
フロンターレの攻め筋は2つ。
①ソンリョンを中心にバックラインはエリソンに蹴っ飛ばす。相手陣にボールを放り込んでプレスかけ、あわよくば相手陣で奪ってカウンター狙い、またセカンドボール争いでファール貰ってFKを得る。
(16分ソンリョンから遠野に縦パスきっかけでチャンス。→そのままプレスかけて奪って2次攻撃のシーンはよく狙って繋いだと思う。)
②ジェジエウから三浦、瀬古から家長など対角のパスで圧縮するマリノスの守備の逆サイドを使って前進。
三浦に渡れば前にドリブルで運んで侵入。(運ぶドリブルに弱いマリノス・・・)
家長に渡れば大外で持ち、敵サイド奥でボールを持って最終的にチャネル、ポケットを狙って選手が飛び出す。
①に対しては喜田がセカンドボール争い時に簡単にファールしてしまいFKを与えるシーンは残念であったが、上島がエリソンをシャットアウト。
川崎のロングボール攻撃は脅威では全くなく自陣でボールを回収し保持に移ることが容易に出来ていた。
②に対しては両CBとGKが落ち着いて対応出来ていた。

〇選手交代による変化
・マリノス
57分 渡辺皓→山根 宮市→加藤蓮 植中→天野
加藤蓮は右WGに入り、エウベルは左WGに。
特に目立ったのは天野。左右のチャネルやポケットへの積極的なランニングが多かった。
66分 エウベル→村上
両WGが代わったことで少しずつパワー(爆発力?)が下がってしまった印象。
86分永戸→ナムテヒ
加藤がLSB。天野が右WG。
フロンターレに1人退場者が出たのにも関わらず相手を圧倒するほどの攻撃力を見せられなかったのは残念だった。
・フロンターレ
前半アディショナル+6分 三浦の負傷で代わりに入った佐々木は守備面でエウベルに対しタイトな守備が出来ていた。
またエウベルの負傷交代後は右SBになり(瀬川と左右入れ替え)
攻撃参加でも目立った。後半アディショナルでの大決定機を決めていればこの試合のMOMになってもおかしくない。
62分 エリソン→山田 遠野→マルシーニョ
71分にマルシーニョが松原にファール。足裏で踏みつけたとしてVAR介入→OFR→1発レッド。マルシーニョに悪気はないとは思うが途中投入の選手としてはやってはいけないプレーであった。(441で対応する)
83分 瀬古→大南
「531」に変更しマリノスの大外とHSを封鎖。マリノスの攻撃の熱を鎮火させる狙いはうまくハマったし、後半ラストはチャンスも作れており流石の鬼木監督だと思わされた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?