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『未来の「生産物消費」のカタチ』〜

「前ファイル〜③タマネギ🧅」にて、…少し、「野菜の近縁種・変異種」に触れましたので、… ここでは、『未来の「生産物消費」のカタチ』と題して、少しお話しします。

1) -「野菜の原種」について〜
◉約1万2000年前(現時点での おおよその予測)から、その土地々々に育ち 食されていた「野生種」の事。
・元々 人類は「生の為」、この野生種を食して命を保っていた。
(野生種には「アルカロイド」の含有率が高く、食物にならなかったものも多々ある。… しかし、同時に「我々人類と動物」は、摂取時に解毒する能力も発達させてきました。)
※「アルカロイド」〜天然由来の有機化合物。 
多くの場合、他の植物にとって「有毒」な存在であるが、… これは全ての生命体がもつ「種の保存の法則」の結果であります。
※しかし逆に「アルカロイド」には、「癌を抑制する作用」がある。(他にも、解熱・鎮痛・止血作用あり)

2) -「野菜の近縁種」について〜
◉約1万年〜数千年前(現時点での おおよその予測)から、… 1) -の「野生種」を、より
「食べ易く・食べれる様に」する為、若しくは「より多くの量を確保」し、「安定した食糧」とする為、… 先人達が「最初に着手し品種改良」したものが「近縁種」である。
(当時の「近縁種」の栽培方法は、「より美味しいとされる野生種」や、「よりよく育つ野生種」(生産性の高いもの)等の、原始的な掛け合わせのスタート時の事…であったと予測される)

3) -「野菜の変異種」について〜
◉上記の「野生種」「近縁種」何方にも当てはまりますが「生産物が持つ、遺伝情報の質的・量的変化」の事で、…生殖細胞で発生する。
※世界的には、「物理的刺激(薬剤による刺激/電離放射線・イオンビーム等)」を人工的に使用する事で、「変異種」を誘発する事もあった。

4) -「野菜の交配育種」について〜
◉現在、市場に出回っている「生産物」は、その殆どが当てはまる(F₁種など)
・栽培している間に現れた「突然変異」を起こした作物を利用して、…古来より人々が「希望する方向」へ作物の性質を変えていきました。
(例えば、〜稲・小麦の野生種は、「籾」が落ち易く 収穫率が下がる為に…上がる様に改良されました)
※しかし、…これらの改良の影響で、本来持っていた「穀物のポテンシャル」(栄養成分・順応性も、…同時に失われた恐れがある)

●「考察」〜
・やはり、古来より「より美味しく」「より整った形の」「より多く収穫」する為に、…交配をしてきた歴史が有りますが、… 同時に、「野菜本来のポテンシャル」も奪われてきたのかも?!、… しれません。


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