【詩】価値

私なんて、っていうなよ
僕は知っている
知ったような顔するなと
怒られてもいいけど

自分を安くみるのは悲しい

君には価値がある魅力がある
僕は知っている
私なんて、っていうなよ
すみませんっていうなよ

君には価値がある魅力がある
知っているのは僕だけじゃない他にもいる

君が知らないふりでも
僕が知っている君の価値
なんて素敵なんだって叫びたいのをがまんして君を見ていた

僕には価値がない

君が大好きなだけのろくでなし

何十億人のそれぞれに価値がある
生まれて生きて死んで生まれて

僕は早々と気づいた

君には価値があるし僕には価値がない
世界中には価値ある人が
今日も生きぬいているんだな知らんけど

なんて素敵なんやろ
トラックのキャビンで今日も叫んでいる

たまにはいいねをくれ

悲しみに暮れる価値もない詩に