こうき

傷詩集。何ものでもない何も目指さない。その日暮らし。根なし草。

こうき

傷詩集。何ものでもない何も目指さない。その日暮らし。根なし草。

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  • 積み読者📚️

    あとでも読む、読みたい本があります。大切に大切に、この手に包んで本棚に収納させていただきました。ありがとうございます。

  • 米びつ🍚

    あなた様のコメを大切に本棚にしまっておきたい。ありがとうございました💬忘れないように大切にします

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【哲学】ど真ん中

何しに来たんだろう この世界の隅っこ いや、隅っこがないので どうもど真ん中らしい まだ見ぬ君よりも 愛撫した君がいい 美しい空には隅っこがないから 雲は隠れられない いつか消えるだけ 雲のような潔さがいい 潔く生きて たぶん死ぬまで生きるけど 当たり前じゃないって思う 死ぬまで生きるのか 何しに来たんだろうか 大好きな君に会うためだって思った 大好きな君とやるためだって思った この世界のど真ん中 逃げも隠れもしない僕には こんなにも残酷なことはないよ 君に会えないだ

    • 【詩】てつ学⑤

      寝不足なうえ 首がボッキボキにこって 目が疲れて 腰ににぶい痛み 手のひらの握力は 荷物の手掴みでヘロヘロ ジョルダーにパレット荷物載せ 背中あわせに脚で押すから 太ももがパンパン 誰にも伝わらない積み降ろし労働 運転しているだけじゃない疲労 そんなことを詩にしたい 生きていることを アタマの中で詩は書くな 疲労した労働者の 血のにじむ手掴みの詩が読みたい 僕は焼けるほどの愛が読みたい ヘロヘロのナンパな詩を書くな 軟弱なのはイヤだ 僕は逃げながら逃げないことを詩に書

      • 【詩】にげる

        九死に一生を。。って経験をしたことがあるか 簡単だ、事故ったらあっというまに行けるよ ぼくは何度もある あっちの世にそんなにあこがれがあるのかい? まぁ無理もないか いまこの時がつらいんだよな この世界で逃げたらいい どうしようもなくなって道が途切れて見えたら 逃げたらいいんだ 立ち向かうことは強さじゃない ゆずればいい 道なんていくらでも分かれている、次行こう 弱いぽんこつだから逃げてきたよ 楽しいほうがいいさ 自分のことじゃねーか やばい、なら逃げるのはあたりま

        • 【詩】ブルース

          大好きな人が振り向いてくれないとき 僕は大声で歌を歌いたい 鳴き声でメスを呼ぶ オス鳥みたいなもんで アイツらもやりたいからか よく鳴くんだ そんなグイグイいくのか オス鳥よりも情けない ぽんこつの男はどうして どうしても振り向いてもらえないので ヨシ歌を歌おうって思った 作詞募集中 作曲募集中 歌い手募集中 か、、 ぽんこつにはハードル高いって じいさん運転者に教わった 一番星ブルースしか歌えそうにないな 【星に願いを】知った夜に 一番星見つけた

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        【哲学】ど真ん中

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          【詩】てつ学④

          ネガティブとポジティブという言葉をおぼえた どっちがどっちだったか忘れそうだな 境目がないものだと思ったのだけど 偉い人にききたい、あってますか? ここからネガティブ ここから制限速度50です ここからポジティブ ここから制限速度80です みたいなこと? 横断歩道は歩行者いたら必ず止まる いなかったらそのまま行く注意して 安全と危険の境目はない どっちにもなるからこわい みたいなこと? 適当であいまいなのが普通ってこと? 前向きになれる大好きの速度があり ある物流

          【詩】てつ学④

          【詩】やめない

          みんな楽しそうに なかよくしている エリートの集まりのnoteには スゴい作家さまがたくさんいて 僕は道をあけてひとり ひれ伏してばかり 詩なのか 詩でもない 詩なのかこれは 詩ではない 才はない とんでもないところに来たようだ 僕にはハードルが高い見上げるほど 君が大好きで君に近づきたくて 詩を学ぼうって思ったけど 君に美しい詩を贈りたくても 思ったことをそのまましか書けやしないなんて ぽんこつのろくでなしの運転者が大それたことを 承認欲求ってはじめて知

          【詩】やめない

          【詩】土曜日のやきもち

          帰庫してパレットおろして バッカンおろして アテモノを片付けて 掃除したら 日報書いて 何百キロ走ったか 何時間拘束されたか 疲れた しんどい もうええ やめたい そんな言葉を飲み込んで 麦茶を飲む あほみたいに飲む のどぼとけビックリするほどのむ 牛丼特盛食う あぁ 大好きな君は今日もアイツと やるのか SNSは辞めたいのに 通知みてしまったな しんどいね 知らなくてもいいことを 何でも知ってしまう罪 逮捕や いや被害者やろ 大好きな君、知らせないで お

          【詩】土曜日のやきもち

          【詩】台風

          風雨がキツい 危険だ 待機の指示がくる どこで? どこかのPAで退避しろ 。。りょーかい 横転しないように祈る 転がるのはごめんだが 大好きな君が無事であるといい それだけだな いつもそんなことを考えるんだ ひとの感情なんて考えたこともないのか 台風と事務所の運行管理 台風にも好きな子くらいおるんやろ? 運管に冷たくされたんか? フラれそうだから暴れるんか? 気持ちわかるよ だから 僕のつらさもわかってくれ 大好きな人の無事を願う

          【詩】台風

          【詩】手

          会社員なのに トラック運転手という 報道に違和感 またか トラック運転手 タクシー運転手 バス運転手 電車運転手 新幹線運転手 豪華客船運転手 飛行機運転手 しまいに ロケット運転手 そんなもんか 僕の手は大好きな君をなでるためだ 気安く「手」を使うな

          【詩】手

          【詩】ご安全に

          大空よりも照り返しのほうが暑い アスファルトの上に転がるミミズ 水がない 愛がない この世界がない 渇いていくのは何 赤信号直前に前に割り込む 檸檬色のスーパーカーじゃない 赤い国産車よ 13t積んだ車体は軽く止まれない ブレーキが焼けるんだ タイヤまで焼けてバーストの因になる 頼むから 前がつまっている 赤で直前の割り込みは自爆行為だと知れ 直前の告白のようだな、あなた 赤い気持ちが腹につまっているのか 天気予報の無責任な太陽のように 赤いし暑い 僕は焼けてもい

          【詩】ご安全に

          【詩】フォロー

          誰も読みに来ないとさみしいのに 何百もフォロワーがいて 何百もフォローして 本当に読みにいくのか? 本当に読みに来てくれるのか? 数字がふくらむ SNSの人間像など もういいんだって叫ぶ リアルでも友だちいない僕に こんなにもたくさん 二桁のフォロワーさまが! ありがとう 明日は僕が読むから 絶対読むから たどっていくよ 必ず読むよ

          【詩】フォロー

          【詩】価値

          私なんて、っていうなよ 僕は知っている 知ったような顔するなと 怒られてもいいけど 自分を安くみるのは悲しい 君には価値がある魅力がある 僕は知っている 私なんて、っていうなよ すみませんっていうなよ 君には価値がある魅力がある 知っているのは僕だけじゃない他にもいる 君が知らないふりでも 僕が知っている君の価値 なんて素敵なんだって叫びたいのをがまんして君を見ていた 僕には価値がない 君が大好きなだけのろくでなし 何十億人のそれぞれに価値がある 生まれて生きて

          【詩】価値

          【詩】無理の意味

          無理してがんばるから どんどんはなれていく 君の心が僕から はなれていく どんどん好きになった ぐいぐい押した 君の心が僕から はなれていく はなれていく はなれていく どうしたって 君の心は僕じゃだめなんだ はなれていく どこかの誰かに ひかれていく ぼくが束になっても 勝てそうにない男に ひかれていく ひかれていく ひかれていく 暑い夜の夢だった 夢中になって君の左の乳房を つかんでいた つかんでいた つかませてくれた くもり空か 今夜も振り切ってエンジンス

          【詩】無理の意味

          【詩】思い出

          みんな泣きながら生まれたなら 笑うってなに 泣くことが始まりだというのに 笑って逝きたいってなに 泣くことが本来の道なら 泣いてもいいんだ ムリに笑うってなに ムリなことはやめたらいいや 一人で泣いてきた 世界中が冷たい雨のようだって ガキの頃から思っていた うつむいて泣いてたら 近所のおばあちゃんが あんパンをくれた もっと泣いた。 みんな泣きながら生まれたんだ そのことを思い出した 生まれたてのような こそばい気持ちになって ありがとうと言えた 恥ずかしいってこ

          【詩】思い出

          【詩】方言

          ぶかっこうやけど 一生懸命です ぶざまやけど 行こう 詩ちゃうんちゃうって言われたって ええんちゃうって関西弁 塩を吹いたシャツで行こう それでもええやん 汗だくでも行こう 死にものぐるいで行こう だいたい生きてる 僕でさえ生きてる 君はもったいない もっとすてきな女やなと思う まぶしいんや それはたましいの文字やから 君の うん 君の文字から想うことやなぁ まぶしいでって思うわ 関西弁 しらんけど

          【詩】方言

          【詩】叫ぶ

          さみしいって叫ぶけど さみしい奴は叫ぶのか じっくりと辛抱して じっとして さみしい奴は叫ぶのか 叫びたいけどいつも言えない さみしいって さみしい奴はいつでも黙ってるんだよ 天涯孤独って誰に言っても 誰も構いやしないって知っている さみしいって叫ぶのか?いや だから叫ぶことはない 僕はない 本当に 僕は本当にいるのか?この世界に。 ここで叫びたいこっそり 僕はぽんこつでもいいです ぽんこつでいるけど けども君はぽんこつではない 絶対ない 本当はひとりごとでさみ

          【詩】叫ぶ