第三の目?

皆さん、古い漫画だが、手塚治の三つ目がとおる、という漫画を
こ存じだろうか?
若い頃は手塚治に夢中になって、いろいろな漫画を読みあさった。三つ目がとおるは普段は普通の頼りない少年で、おでこに絆創膏を貼っているが、ひとたび絆創膏を剥がすと人が変わり、三つ目族の子孫に目覚め、難解な数式を計算して、未来の道具を作り上げてしまうのだ。これは手塚治が生きてた時代の彼自身の予知した、または、人間の本来持っている能力を今は隠しているという、彼のメッセージだと思う。
私はこの三つ目、目と目の間の第三の目(かもしれない)の刺激を体験したことがある。
人に誘われて、錬成会なるものに参加して、帰って、寝転んでたら、目と目の間にピピピッと何かがきて、体が浮いたのだ。天井の蛍光灯の近くまできたら、今度は一気に地下まで引きおろされて、恐怖で固まって、その時何か唱えて気がつくと、元に戻っていた。何を唱えたか覚えていない。後にも先にもこの体験は一度きりだ。20代だった。
死んだ時に自分の体を上から見るという、臨死体験があるが、それと同じだろうか。

目に見えるものを信じるのはたやすいが、目に見えないものを信じるのは困難だ。
人を愛する心、親子の愛、男女の愛、人類への愛
この世は夢、真実の姿ではないという人がいる。
豊臣秀吉の時世の句に
つゆとをちつゆときへにしわがみかな なにわのこともゆめのまたゆめ
私たちはゆめをみてるのかな。
あっというまに時は流れてしまった
今は眠っている第三の目が開いたら、人類はどうなるのだろうか。争いのない、愛がいっぱいの人類であってほしい。

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