【植物手帳】晒菜升麻 サラシナショウマ
晒菜升麻
サラシナショウマ
高く伸びた茎の先に
猫のしっぽのような穂
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秋風に気持ちよさそうに
穂がゆらゆらと揺れていて
見ているだけで楽しくなります
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草丈が1.5ｍくらいあるので
夏にこんもりと茂った
草地からひょいと顔を出していて
遠くからでも目立っています
サラシナショウマを
気にしてみているのは
人間だけではなく
昆虫たちも同様のようで
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赤とんぼやヒョウモンチョウ
などたくさんやってきます
.
『自慢の花をみてくださってありがとう
もっとも昆虫たちは花というより
私の蜜を吸いにやってきているみたいだけど』
.
ブラシのような長い毛は
寄ってみてみると雄しべ
花びらよりも長く伸びています
たくさんの昆虫たちの
オアシスになっている代わりに
花粉を運んでもらっているのですね
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ショウマと名の付く植物は
他にもたくさんあります
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レンゲショウマに
ヤマブキショウマ
そっくりな
ルイヨウショウマもあります
.
レンゲショウマは
同じキンポウゲ科で
ショウマの名ががついていますが
花の形は全く異なります
『あちらは「森の妖精」なんて呼ばれて
うらやましいこと
私にカメラを向ける人はほとんどいないもの』
.
内心レンゲショウマの花と
全然違うなと思いながら撮影していた
私の心を見透かされたのか
.
あわててそんなことはないですよ
ネコのしっぽみたいで
かわいらしいじゃないですかと
話しかけてしまいました
.
Cimicifuga simplex WORMSKJORD
キンポウゲ科
サラシナショウマ属
花期：8～11月
原産地：日本・中国北部
花言葉は「愛嬌」「無邪気」
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晒し菜のとおり
５～６月の若葉の時期に
灰汁を抜いておひたしにして食べる
升麻の語源はよくわかっていないが
一説には、麻の葉に似て
薬効が上昇する性質であることから
ではないかと言われている
生薬名は「ショウマ」
根茎を使い、解熱や鎮痛の効果がある
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