「小林正和とその時代ーファイバーアート、その向こうへ」
お久しぶりです、兎です。
3月某日、京都国立近代美術館にて、「ファイバーアート」なるものに触れてきたのでその体験談を記します。(ほぼ自分の記録用)
2月半ばに家族と宿泊した京都市内のホテルのロビーで展示会のチラシを見つけ「ファイバーアートってなんぞや!」という好奇心に導かれました。
チラシのビジュアルに惹かれたのもありますね。
ー伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群(HPより引用)
会場では、我々が日常的にイメージする繊維状の糸をはじめ、金属や和紙なども「糸」として扱われていました。
壁に展示される作品、天井につるされる作品、地面を這いつくばる作品、宙に浮く作品・・・
糸が自重により形を形成し、風に吹かれてその姿を変える。
まさに空間と自然の芸術、という印象を抱きました。
全身という全身で、ファイバーアートという独特な芸術を浴びた心地です。
特に印象的だったのは「BOW (弓)」シリーズ。
2本の「糸」を使い、片方が片方をしならせることで弓の形を形成する。
なんで弓の形にしたんだろう?
この大きさのキャンパスが与えられたら、自分は何を表現するだろう?
このテーマで作品を作るなら、自分はどんなものを作るだろう?
そんなことを考えながら、あっという間に1時間が過ぎました。
3/10(日)までなので、気になる方はお早めに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?