ネタバレあります。自分用のまとめです。
好きな台詞
付箋を貼りながら読めば良かった。
めっちゃわかる。つい先日も友人に、可哀想って言われた。
今思えば、七尾が依頼人の父親だと思っている相手は高良だから、内容を知らない話し方になっているのか。
奏田の人柄がわかる。
結局仲介業者と殺し屋の間には、信頼関係が生まれるんだな
好きな場面
これは伏線だったんだ。
これは乾のことを指しているが、ココの言いたい方向とは逆に受け取ることが出来る。実際このような悪い噂は乾がついた嘘だったわけで。
それとは逆で、蓬の件は良→悪になっており、印象の変化はどっちでもあり得る。
乾がそうなったのかな。
お菓子の専門学校に行っていたからこそ、出る言葉。そうやって自信満々に、前に書いた情報をもう一度書かない所に自信が見える。自分だったら絶対書いてしまう。
206pから始まる、七尾とナラとのエレベーター内での戦い。密室、というのは「マリアビートル」の七尾と檸檬との戦いを思わせる、コンパクトな戦い。
結局信頼する紙野やモウフらは居た。父親のこともずっと思って、復讐のタイミングを狙っていた。
一回目は、「そうだな、真莉亜」となったが、二回目以降は「違うんだな、真莉亜」となる。
乾は父のことを覚えている、それも辛い過去と一緒に。それでも勇気を持てたのは、紙野の言葉があったから。彼女自身も辛い過去を忘れられない。そこから出た嘆きの言葉が、誰かの希望になっていたとは。カタルシス。
檸檬と蜜柑のような弔い
忘れられない体質が、少しだけ良い方向に働いた瞬間。
その他の感想
最後のチーズケーキは予想が付いた。案外、真莉亜が七尾思いなところが面白い。
六人がうまい具合に殺されて、退場してゆく。人数調整と物語の進み具合が上手くマッチしてて、きれい。
みんな何かしら協力して動いている。ソロの者がいない。ココくらいか?
一応息子のことを思っているのか。
読み返してるけど、乾もズル賢いな
初めのモウフとマクラのタッグで、この二人はこういったことをしますよ、っていう読者への案内が行われている。
蓬は、乾の父親が紙野を殺した方が結果オーライだったのに、止めてしまったせいでこうなってたのかも知れないね。
殺し屋たちが奮闘してる中、蓬パートだけが静かだな、と思っていたら、全然そんなことは無かった。
果たしてトリプルセブンとは何なんのか。
ジャックポットという題名にしなかったのは、恐らく七尾の存在を示唆するためでは?
紙野にとってこの経験、乾との共闘(?)、七尾への感謝は嫌な記憶の中の良い記憶になるんだろうか。
結局紙野はそのままいけば安全になるところを、自分から危険な身に突っ込んでいったのか。